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農業技術 | 乾田直播による水田経営革新

Vol.12 アメリカライス連合会レポート | 農業経営者 新年合併号 | (2007/01/01)

【コメ産業コンサルタント 田牧一郎 -profile

遺伝子組み換え長粒種の混入問題



今回は米国のコメ業界(特に南部生産州)にとって大きな問題となっている、遺伝子組み換え米の混入問題について、コメ業界団体の対応をレポートしよう。

2006年12月初旬、アメリカライス連合会(US Rice Federation)の年次大会が、ネバダ州ラスベガスで開かれた。米国のコメ業界にとっては毎年恒例の大きな行事であり、その年の生産や流通、輸出状況、そして来年の見通しなどをテーマとしたイベントである。

2006年度はラスベガスという開催場所の影響もあり、主催者発表で800人を超える多数の関係者が集まった。2007年に新しく決まる農業法についての関心が高く、米国農務省担当者からの説明や業界としての要望、今後の見通しなども含めた説明が行なわれた。

今回の大会で特筆すべきは、例年のプログラムが変更され、遺伝子組み換え長粒種の混入問題が議論されたことである。今大会で準備されたプログラムの中で、出席者が最も多く、用意された椅子が足りずに立って話を聞く参加者までいたことが、関心の高さを示していた。
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Posted by 編集部 | 10:29 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
農業技術 | 防除LABO

第18回 アスパラガス編 ボルドー系薬剤混用の注意点の巻 | 農業経営者 新年合併号 | (2007/01/01)



小澤  防除が問題になるのは、5月初旬から6月初旬の間引き収穫しながら立茎させていく時期の途中からです。梅雨時期にあたり、湿度の上昇に伴って病害が出やすくなる時期です。最初の農薬投入もこの時期になります。今年はこれ以前の時期に病虫害が少なく、特に防除の必要がありませんでした。

専門家  今年の東日本は雨が多く温度が上がらなかったので、どの作物でも害虫は少ないという、今までにないパターンでした。

小澤  去年はスリップスに悩まされたので、今年は予防的な防除を心がけました。ただ、これによって害虫を少なくできたのかどうかは、はっきりわかりません。

専門家  予防的防除も大事ですが、今年に関しては長雨の効果(?)が大きかったと思います。たしかに来年も今年と同様の対処で良いとは言い切れないですね。ところで、農薬はどのようにして選んでいますか?

小澤  農協の安全使用基準を参考にしています。成分も見て、同じ様な薬剤は使わないようにしています。収穫時期に使用するので、前日まで使用できる薬剤を選んでいます。(以下つづく)
※記事全文は農業経営者01月号で
Posted by 編集部 | 10:26 | この記事のURL | コメント(5) | トラックバック(0)
農業技術 | 乾田直播による水田経営革新

Vol.11 乾田直播の効果と課題 | 農業経営者 12月号 | (2006/12/01)

【コメ産業コンサルタント 田牧一郎 -profile

2006年の栽培結果を振り返る



今年に入ってから、秋田県大潟村の矢久保農場におけるコメの乾田直播栽培を紹介してきた。単位面積あたりの作業時間を減少させること、そして安定した収量を確保することが、この栽培法の目的である。

結果としては、もう少し収量が高くなる可能性を確認しながらも、若干の茎数不足による収量の伸び悩みもあったといえる。連載第7回(2006年8月号)で、除草剤の使用により生育が遅れる障害が出たことを紹介したが、これが収量にも若干影響をおよぼした。次年度は散布の量や方法、そして散布時期など、今年の反省を生かした対策が講じられると思う。

今回はまとめの意味もあり、乾田直播栽培の効果や移植栽培との違い、そして問題点などを整理してみた。
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Posted by 編集部 | 10:29 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)