【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -
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「あたりまえの農産物」にたいしての「付加価値商品」として「有機農産物」の生産・流通量が急増している。そんなことから、「有機」「無農薬」「減・小農薬」など様々な表現で販売されている「有機農産物」の「表示」について、農水省「ガイドライン」の見直し論議も盛んである。関係者によれば、様々な立場や思惑が錯綜して、議論のおさまり所を見出しかねているというのが実情のようだ。
「有機農産物」という付加価値商品が大量に出回るようになって、消費者の安心と誠実な生産者の努力と誇りを守るためにも、表示に関してなんらかのガイドラインや認証基準は必要だろう。