[ 開催日]
2013年5月15日(水) 13:00〜16:00
[開催テーマ]
TPPセミナーシリーズ第2弾
「TPP交渉参加表明後の分析・日本の米農業の実力をどうみるか」
安倍内閣はTPP交渉参加を表明した。それを前提にして現段階でのTPPに関する分析と農業界および農業経営者がとるべき対応を東京大学大学院の本間正義教授に解説していただく。さらに世界の米産地の調査分析をなさっている九州大学大学院の伊東正一教授に、TPP参加後の日本の米農業の実力について解説願う。今回は参加者からの質問と議論を深めるために講義時間の枠を広げて開催いたします。あわせてお二人の教授と参加者の皆様との意見交換・懇親の場を設けます。ぜひ万障お繰り合わせの上ご参加くださいますようご案内申し上げます。
[講師陣]
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■第1講
「TPP交渉参加表明後の分析」
講師:本間正義教授(東京大学大学院農学生命科学研究科 農業・資源経済学専攻経済学研究室)
1951年山形県生まれ。1982年アイオワ州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。1983年東京都立大学助手、85年小樽商科大学助教授、91年同教授、96年成蹊大学教授。この間、1989-91年国際食料政策研究所(ワシントンD.C.)客員研究員、1995年国連食糧農業機関(ローマ)専門研究員、2000-01年オーストラリア国立大学(キャンベラ)客員研究員を兼務。2003年より現職。主著に『農業問題の政治経済学』(NIRA東畑記念賞受賞)日本経済新聞社、『現代日本農業の政策過程』慶應義塾大学出版会など。2010-12年日本農業経済学会会長。
■第2講
「日本の米農業の実力をどうみるか—海外産米の生産コストと食味からの比較—」
講師:伊東正一教授(九州大学大学院農学研究院農業資源経済学部門 農政学分野)
1953年宮崎県生まれ。テキサスA&M大学大学院にて博士課程修了、Ph.D.(博士号)を取得。専門分野は国際食料需給政策論。テキサスA&M大学でのポストドク、鳥取大学の講師、助教授、教授、ワシントンの国際食料政策研究所(IFPRI)の上級研究員、などを経て2006年より現職。4年間余の記者生活、12年間余に及ぶ米国での研究生活、40カ国余りの海外調査などを元に、世界における食料供給の現状と潜在力を研究。コメを中心にした穀物の国際需給、貿易、米国の農業政策、に関する論文など多数。ホームページ「世界の食料統計」にて世界200カ国・地域に及ぶ統計グラフと数値を4ヶ国語(英語、スペイン語、中国語及び日本語)で世界に提供。国際価格のデータや種々の研究成果もホームページに掲載し、毎月更新、国内外に向けて情報発信をしている。
▼総合討議:どうなる、どうする10年後のコメ農業
米国等の輸出余力、米国等でのコンバイン利用とコメ品質、輸入米と国産多収
穫低価格米の競争、現在のコメ政策の問題点、農業の構造変化など、今後の水
田農業経営のイノベーションを視野に入れて議論を深めてまいりたい
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[対象者]
・農業関係の実務家、経営者
・一般企業のビジネスパーソン
・学生
・TPPがどう日々の生活に直結するか知りたい方
どなたでもどうぞ!
[会場]
T'sクローバー新宿9F 会議室901(予定)
住所:東京都渋谷区代々木3-23-4 クローバー西新宿9f
http://www.tsrental.jp/location/shinjuku/
[参加費]
・受講料:30,000円
※懇親会費:5,000円(※希望者のみ。同会場で16:30〜18:00予定)