真山仁氏と農業経営者によるトークイベント
“奇跡のりんご”ブームのあとで農業、技術そしてニッポンを語ろう
【講師と話す人々】
真山仁(作家)
水木たける(青森県弘前市農家・(有)あっぷるりんご園代表)
会場にご参加の皆様
司 会:昆吉則(『農業経営者』編集長)
今回は、ベストセラー「ハゲタカ」の著者である真山仁氏が農業をテーマとして農業関係者と社会に向かって問いかけた著書「黙示」(新潮社刊)を迎えて、読者代表としての水木氏と皆様で農業について語り合う場を作りました。
今年7月に、ラジコンヘリの操縦ミスで不幸な死亡事故が起きました。それは農薬被曝ではなくヘリ衝突事故であり、少し内容は異なるのですが、真山氏の「黙示」は冒頭部分にラジコンヘリコプターの操縦ミスで子供たちに農薬被被曝をさせてしまうという事件から話は始まります。読者の中には、「そんなことあるかよ」と反論される方もおいでかもしれませんが、被曝ではなくとも事故は存在します。
農薬であれ原発であれ、遺伝子組み換えであれ、鉄道や自動車等など、すべての技術にとって、リスクゼロ、100パーセントの安全などということはありえないのです。だからこそ我々は農薬や遺伝子組み換え技術採用に関しても農薬取締法その他によってリスクを管理している。そのリスクと経済的利益を天秤にかけながら我々は技術を選んでいる。だから、不安に発する非科学的な情緒のみによる”反対”というだけでは私たちが求める望ましい未来は得られないのではないのではないでしょうか。
でも、真山氏のストーリー展開は、よくある反農薬とはいます。話はさらに、農水官僚と政治家、様々な立場で農業に関わる人々を登場させて、日本の農業、政治家と官僚そして現代の日本人へと話は広がります。
その映画化によって改めての"奇跡のりんご"ブームが起きた後に、真山仁氏を囲んで、青森県のりんご農家水木たける氏とご一緒に、農薬や有機農業に関してあるいは遺伝子組み換えそしてTPPなど、そんな農業に関する幅広い話題を、結論など出さなくても良いので、皆でワイワイやりませんか。
皆様のご参加をお待ちいたしております。
当日は、真山氏の書籍販売およびサイン会も予定しています。
講師プロフィール
【真山仁】
小説家。1962年大阪府生まれ。87年に同志社大学法学部政治学科卒業。同年4月に中部読売新聞(のち読売新聞中部支社)入社。89年11月同社退職。91年フリーライターとなり、2004年『ハゲタカ』(ダイヤモンド社)でデビュー。07年『ハゲタカ』、『バイアウト』を原作としたドラマが大きな反響を呼んだ。
オフィシャルホームページ
http://www.mayamajin.jp/
【水木たける】
青森県弘前市にてリンゴの生産・販売を行なう「あっぷりんご園」を経営。2012年の「A-1グランプリ」(弊社主催)では、茨城県下妻市の遠藤健二氏とタッグを組んで「Small Excellent Farmer's Alliance フルーツプロジェクト」のビジネスプランを発表。Best Dreamer賞を受賞した。
あっぷりんご園
http://www3.app-le.jp/
【スケジュール】
14:30 開場
15:00 開始
15:05 真山仁氏「私が見た日本農業と農業界、そして農業から見える現代日本」
15:35 水木たける氏「『奇跡のリンゴ』ブームに違和感」(仮)
16:05~16:15 <休憩>
16:15 トークイベント
「“映画”奇跡のりんご”ブームのあとで真山仁氏と農業、技術そしてニッポンを語ろう」
18:00 閉会
日時:2013年9月21日(土)15:00〜18:00
懇親会:18:30〜20:00(希望者のみ)
場所:
シチズンプラザ2F
新宿区高田馬場4-29-27 電話:03-3363-2211
高田馬場駅から徒歩7分
JR線・早稲田口 西武新宿線・早稲田通り口
東京メトロ東西線・1番出口
会費:一般参加の方は5,000円、『農業経営者』定期購読者の方は3,000円になります。
懇親会費(希望者のみ):3,000円