『農業経営者』でもおなじみの田牧一郎氏の番組が放送されます。本誌編集長 昆吉則も制作の協力をしています。是非ご覧ください。
■ETV特集「地球の裏側で“コシヒカリ”が実る」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0909.html
■NHK Eテレ(教育テレビ)
9月9日(日曜) 夜10時-10時59分
去年秋から、南米ウルグアイで、日本の美味しいコメ作りに挑んでいる日本人がいる。茨城県に住む田牧一郎さん(福島県出身、59歳)。今、月に一度のペースでウルグアイに通う田牧さんが目指すのは、「日本の美味しい米を、もっともっと世界に広める」ことだ。
田牧さんは、これまで四半世紀にわたり、アメリカ・カリフォルニア州でコシヒカリの生産をしてきた。当初、イメージ通りのコメが出来ず 、悪戦苦闘するなかで気付いたのは、「日本では当たり前のように行われている美味しいコメ作りの知恵と技術が、いかに優れているか」ということだった。
その日本人としての誇りを胸に、今度はウルグアイで始めた美味しい日本米の生産。いったい田牧さんは、この地球の裏側での挑戦にどんな魅力を感じ、どんな勝算があると考えているのだろうか。
じつは、田牧さんのコメには、すでにアジア地域の業者が買い付けを申し入れている。南米での販売を目指す日系商社も現場を訪れた。また、日本大使館では、南米各国の要人を招いた試食会も開かれた。さらに、日本の品種改良研究の第一人者である国立大学の教授も、田牧さんに協力している。こうした人たちは、ウルグアイでの日本米生産のどんな点に、意義や価値を見出しているのだろうか。
番組では、田牧さんの挑戦を追いながら、「日本米の底力と可能性」を見つめ直していく。