【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -
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どんな苦境の中でも確信を持って我が道を信じ、振る舞うことのできる人がいる。「待つこと」のできる人といってもよい。何物かへの強信者であったり、単なる愚か者であるからではなく、時代に身を任せつつも己れの「確信の道」を信じることのできる人である。
本誌は創刊の辞で「土を信じる」という楽天主義を述べ、「夢は実現する」と断言した。「条件」ではなく「意志」こそが人の未来を決める、とも。それでこそ計画がたち、手順を考える根拠が生まれてくるのだ。
しかし、気鬱の時があったり、思い通りにいかぬことが続いて気弱になることだってある。それが人間なのだと思う。