【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -
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幕末の歴史に大きな足跡を残した先人たちの没年を聞くと、その年齢の若さと共に、志しの高さ、歴史認識、構想力と実行力そして後世に対して果たした役割の大きさに我々は感嘆する。
彼らの没年を列挙すれば、吉田松陰29歳(1830~1859年)、高杉晋作28歳(1839~1867年)、久坂玄端24歳(1840~1864年)、坂本竜馬34歳(1833~1867年)、木戸考允44歳(1833~1877年)、伊藤博文68歳(1841~1909年)、勝海舟72歳(1823~1899年)、井上馨80歳(1835~1915年)、山県有朋84歳(1823~1922年)などである。そして、吉田松陰がペリー提督の黒船で密出国を試みたのは23歳の時であり、高杉晋作が藩命を受けて上海へ渡ったのも23歳だった。