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特集

代かきの呪縛を断つ
習慣に固執した経営に未来はない | 農業経営者 4月号 | (2006/04/01)

人は、良いとわかっていても取り組まないことがある。経営を預かればこその慎重さといえば聞こえはいい。しかし、それは昔からやってきた経験を踏襲しているだけということではないのか。

大型機械による踏圧や、ロータリと代かきハローの作業に慣れそれに依存しきってしまっているために、田が昔とは違う条件になっているかも知れない。漏水田が排水不良田になっているかもしれず、ザル田と思っていたところが実は畦畔から水が漏れ出していただけであるかもしれない。

本誌はこれまで、レーザレベラの有効性を指摘し、乾田直播導入の必要性を訴えてきたが、今回はその技術の前提にある「無代かき」の意味を考えてみたい。
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Posted by 編集部 | 13:30 | この記事のURL | コメント(657) | トラックバック(0)
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農業経営者取材 | 新・農業経営者ルポ

第23回 モノでなく、顧客の必要に応える農業経営を目指す | 農業経営者 4月号 | (2006/04/01)

【(有)坂上芝園 坂上 隆 (鹿児島県志布志市)】
経営者ルポ 40haの経営耕地でケール、加工用ジャガイモ、サツマイモ、デントコーンなどを年間約70haに作付けする。生産はすべて企業との契約栽培。年商約1億5000万円。無借金でダイナミックな投資と新たな経営創造に取り組む坂上隆さん。将来は、1000haの経営を目指すと語る坂上さんを、農業取材初体験の筆者が訪ねてみた。

東京に戻り、ファンケルのホームページで、青汁を原辰徳がゴクゴクと美味しそうに飲んでいるコマーシャルを見ることができた。取材したばかりの「坂上ケール農場」で撮影されたものだ。
そういえば、農場でかじったケールの味は甘かった。
ケールといえば、青山のジューススタンドで飲んでいたけれど、苦いというイメージがあったので、とても驚いた。それに、葉と茎と花芽でも味が違う。
なるほど鮮度と栽培が大事なのだとよくわかった。

売上げ、約1億5千万円



本誌・昆編集長に連れられて、鹿児島県志布志市の2坂上芝園を訪問。専務取締役の坂上隆さんを紹介された。父上の坂上平氏は芝栽培で成功した。14年前に家に戻った二代目の坂上さんは、父親とは異なる新世代の農業経営者として新しい経営の形を作り出している。

坂上芝園の所有農地は2haと少し。でも、近隣の農家から約40haの土地を借り、ケール、サツマイモ、ジャガイモ、デントコーンなどを輪作し、年間約70haの作付けというのが坂上農園の生産規模だ。

昨年度の作付けは、
●ケール:約38ha
●加工用ジャガイモ:約10ha(ポテトチップ・ジャガリコになる)。
●サツマイモ:約10ha(焼酎加工用に出荷)
●デントコーン:約10ha(畜産・酪農家に出荷)。
●芝:30a程度。

社名こそ「坂上芝園」だが、芝の作付けは、昔からの関係でやめられない30a程度。

従業員は約20名。20代〜40代を中心に管理仕事を任せられる人材が数名おり、その他のスタッフは、夏場は茶園で働き、冬場に坂上さんのところで働く季節雇用者として定着している。

農業生産法人としての売上げは

「わずか1億5千万円程度ですよ」と坂上さんはこともなげに言う。

そう言われても、編集長に教えていただいた「農産物販売金額規模別経営体数」という統計を見ると、その金額を上げる農業経営は、全国でも0・4%以下に過ぎない。しかも、畜産などではなく畑作物の生産だけでこの数字。しかも無借金経営は素晴らしいよと編集長。 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者04月号で
Posted by 編集部 | 12:30 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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農業経営者取材 | スーパー読者の経営力が選ぶ あの商品この技術

茨城県茨木町 平本農場 平本英一氏が選んだ商品 | 農業経営者 4月号 | (2006/04/01)

pro0604_p.jpg 苗販売から広がった田畑複合経営。平本英一氏は現在、100ha分の水稲苗を生産すると同時に、10種類近い露地野菜も作る。苗から生まれた親心か、稲作受難の時代にあえてコメ中心の経営に戻すことを決意する。
【経営データ】
■経営面積 / 延べ13ha
■生産作物 / コメ(コシヒカリ、キヌヒカリ)3ha、ジャガイモ3ha、ホウレンソウ4ha、コマツナ1ha、ニンジン1ha、トウモロコシ20a、エダマメ30aほか。販売苗約2万箱(約100ha分)
■労働構成 / 本人、妻、両親、パート(季節雇用)6人
■売り先 / 農産物の大半は農協を通しての契約栽培。トウモロコシ、エダマメは観光農業。苗はすべて小売。
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Posted by 編集部 | 12:29 | この記事のURL | コメント(166) | トラックバック(0)