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編集長コラム

WTO交渉論議で語られる敗北主義に取り込まれるな | 農業経営者 4月号 |  (2003/04/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
「身土不二」あるいは「地産地消」が農業界の流行語になっている。「身土不二」は人の命は“風土”とともにあるという考え方だ。それは現代の農業や食のあり方に警鐘を鳴らす言葉として秀逸だと思う。しかし、今という時代に、農業界や農業者が自分の存在証明を見つけたかのようにそれを語ることについて、僕はいささかの違和感を持っている。

そもそも、風土は農業とイコールではなく、人はその土地でできたものだけでなく調達可能なものを食べていたと考える方が自然だ。また、「地産地消」とセットになってスローフードだナンダというが、かつての日本の食生活がいかにも豊かであったかのように語るのは“嘘”である。多くの日本人が現在のような多様な食事をするようになったのは、ここ30~40年のことに過ぎない。ある年齢以上の人々であれば同じ食材だけの“ばっかり食”からの開放や、“一日一回フライパン運動”なんてものが生活改良普及員や保健婦さんの一番の仕事だったことを覚えているはずだ。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(603) | トラックバック(0)