【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -
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旅立ち
踏み出そう新しい歩みを休息は充分なはずだ
時間はあまりにも冷酷生命の砂時計は決して止められない過ぎ去った時は戻らないのだ
踏み出そう新しい歩みを振り返るにはまだ早い
立ち止まっていては何も生まれない行き先に道などないがきっと道は後からできるもの
踏み出そう新しい歩みを私はまだ生きているのだから
いつか疲れ果て荒野に崩れ落ちた私を台地は迎えてくれるだろう喝采の拍手で
あるがままに
あるがままに笑うあるがままに泣くあるがままに怒る
あるがままの毎日をあるがままに過ごす
飾ることはない肩の力を抜いて
あるがままの自分をあるがままに受け止める
あるがままの姿がきっと一番美しいあるがままの心がきっと一番美しい
「詩集・雫」四方健二より
この詩は、四方健二氏の詩集「雫」から巻末の二篇を転載したものだ。