「農村経営研究会」視察会
千葉県匝瑳市 ソーラーシェアリング農場
今回の視察先は、4月26日金曜日。先の研究会で長島彬さんにご解説頂いたソーラーシェアリングの実践例、千葉県匝瑳市にあるソーラーシェアリング農場です。
ソーラーシェアリングとしては日本最大規模の匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所。2017年4月に通電を開始し、規模は3.2ha、年間発電量142万Kw/h。一般家庭300世帯分の消費量を賄うものです。 発電事業の運営に当たるのは市民エネルギー千葉(東光弘代表)が全額出資した匝瑳ソーラーシェアリング合同会社(椿茂雄代表)が運営に当たる。3.2haのソーラーパネルの下で農家である椿さんの関係する有機農業グループの若者たちが麦、大豆、サツマイモ等の作物を生産されています。しかも、その生産は、動物性有機物も排除するという徹底した有機農法によるもので、僕が見た大豆畑は少し雑草が多いようでもありましたが、それでも10aあたりで150㎏程度の大豆を収穫しているそうです。
大部分は耕作放棄された農地で始まったこのソーラーシェアリング農場の設備投資にかかった費用は約3億円。東京の城南信用金庫の融資です。売電による収入は約4700万円。その半分は借金返済に充てられ、約2300万円の売電収入が農産物販売収入以外に得られているそうです。
さらに、このソーラーシェアリングの活動には匝瑳市内外の多くの市民も参加しており、この取り組みを通して都市農村交流や新就農者の定着にもその役割を果たしています。
こんな匝瑳メガソーラーシェアリング農場を実現させた東さん、椿さんにその成功の秘密を聞きにまいりましょう。田植え真っ盛りのお忙しい時期かとは思いますが、皆様の振るってのご参加をお待ちいたします。
匝瑳メガソーラーシェアリング農場についての本誌記事は下のリンクからご覧ください。
ソーラーシェアリング 営農と太陽光発電を両立させる農業経営
『農業経営者』編集長 昆吉則
[開催日]
2019年4月26日(金)
【集合場所・時間】
4月26日(金) 午前10時 新宿駅西口
参加の方には追って詳しい場所のご案内をいたします。
【参加費】
農村経営研究会会員及び同伴者: 無料
会員関係者以外の参加者:6,240円(税込)/ 1人あたり
【申込締切】
2019年4月24日(水)
「農村経営研究会」の詳細につきましては
コチラ