【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -
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本誌2001年5月号の「編集長対談」に登場いただいたオリジン東秀株式会社代表取締役会長の安澤秀雄氏が去る10月7日にがん性腹膜炎のため亡くなられた。享年61歳であった。
その訃報に接して、あらためて読み返してみたところますます意義深く、同氏への追悼を込めてインタビューの全文を再掲載させていただいた。
故安澤秀雄氏の創業は1966年。中華料理店「東秀」を小田急線千歳船橋に開店(有限会社東秀の設立)したことに始まる。10年後の1976年、世田谷区及び杉並区に「東秀」を6店出店し、会社を株式会社に改組する。さらに1994年、量り売りの惣菜と持ち帰り弁当を併売する「オリジン弁当」の第1号店を開店。1グラムからの計り売り、食材にこだわり、塩分も甘さも控え、化学調味料や防腐剤や添加物を使わない同社の惣菜と弁当は人気を博し、同社の急成長の礎となった。1997年に会社の商号を「株式会社東秀」から「オリジン東秀株式会社」に変更、同時に株式を店頭公開し、その後も目覚しい成長を遂げている。