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山形県新庄市
バイオエタノール用の作物栽培 経営的評価はまだ? | 農業経営者 7月号 | (2005/07/01)
山形県新庄市の高橋保廣氏は、2002年から同市と玉川大学が共同で進めるバイオエタノール生産のための「スイートソルガム」実験栽培を、地元有志の農家とともに20aの圃場で取り組んでいる。現在の規模は、同市からの委託による小規模な実証試験程度で、採算性までは考慮されていない。
微生物の働きによって作られるバイオエタノールは、石油などの化石燃料に替わる大気中の二酸化炭素を増やさないエネルギーとして注目されている。高橋氏は、経営テーマとして取り組むというよりも「自分の作物がエネルギーになると聞いて挑戦してみたくなった」との思いから参加を決めた。
政府は京都議定書目標達成計画の中で、「バイオエタノール混合ガソリン」の普及を促進し、2010年度までに国内のガソリン消費量の1%にあたる50万kLのバイオマス燃料を、石油燃料に代替する目標を掲げている。
しかしブラジルやインドなどの安価なバイオエタノールに比べ、国産のバイオエタノールを3%混合したガソリン価格は1L当り約190円(新庄市05年6月現在)と高額になる。
こうしたバイオエタノール用の資源作物栽培は、今年度から北海度で小麦生産者と、沖縄ではサトウキビ生産者とメーカーなどの協力で始まっている。
政府は京都議定書目標達成計画の中で、「バイオエタノール混合ガソリン」の普及を促進し、2010年度までに国内のガソリン消費量の1%にあたる50万kLのバイオマス燃料を、石油燃料に代替する目標を掲げている。
しかしブラジルやインドなどの安価なバイオエタノールに比べ、国産のバイオエタノールを3%混合したガソリン価格は1L当り約190円(新庄市05年6月現在)と高額になる。
こうしたバイオエタノール用の資源作物栽培は、今年度から北海度で小麦生産者と、沖縄ではサトウキビ生産者とメーカーなどの協力で始まっている。