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時流 | 農・業界【国内】

(株)東洋精米機製作所
精米機メーカーが米販売
新しい精米法により味と栄養を両立 | 農業経営者 7月号 |  (2005/07/01)

精米機メーカー大手、(株)東洋精米機製作所(和歌山市)は7月、健康志向に対応して独自開発した新たな精米商品「金芽米(きんめまい)」の販売を開始する。
「金芽米」は、ぬかと胚芽はきれいに取り除かれたいわゆる無洗米。一般的な無洗米と異なるのは、胚芽の表面部、幼芽(ようが)と幼根(ようこん)の下にある層のみを残していること。この層は栄養成分を多く含んでおり見た目は金色。この部分を残したコメという意味で「金芽米」と名づけられた。昨年から関東の一部の生協で試験的に販売したところ、評価は高く、本格的な販売に踏み切ったかたちだ。

販売に先立ち、6月には販売会社トーヨーライス(株)を東京・銀座に設立。同社はこれまで米穀メーカーがあまり本腰を入れてこなかった部分、社会のニーズに応えた新しい米の開発や企画、提案などを行なう。これまでコメは、一般的に「品種」や「産地」によってのみ、その価値が決められてきた。同社は「金芽米」をはじめとする新しい全国統一ブランドの構築や、普及のためのPR活動をする。

「金芽米」は現在、東洋精米機製作所の無洗米工場で製造しているが、今後はトーヨーライスが管理する。東洋の無洗米加工機を使う米卸などに対し、新しい精米方法「均圧精米法」を取り入れた専用の精米機を提供。同社の管理基準に基づき、認証を受けた米卸に限り製造や販売を認める仕組みとする。生協や量販店を中心に、初年度は10万tを販売、400億~500億円の売上を見込んでいる。

また、胚乳の表面にあって旨み成分を含む「亜糊粉(あこふん)」という層を残すことで、栄養分だけでなく食味のよさも追求。精白米に比べ食物繊維やオリゴ糖は1.5倍以上含まれる。

店頭価格は、精白米より1割ほど高く、長野「コシヒカリ」の場合、5kg2200円前後となる見込み。
Posted by 編集部 09:30

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