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JGAI協会
適正農業規範の普及・発展に向け
日本版GAPが始動 | 農業経営者 8月号 | (2005/08/01)
7月1日、都内でJGAI(Japan Good Agricultural Initiative)協会の総会が開催された。同会は真に消費者の求める農産物を生産するための適正農業規範(GAP)を普及・発展させ、安全で持続可能な農業のシステムを確立することを目的として設立された。会長は片山りんご(有)の片山寿伸氏、副会長は(農)和郷園の木内博一氏。
「適正農業規範」とは、農作物の生産において、農作物の安全性や品質の確保、環境負荷の低減、作業者の安全確保等を目的に、適切な生産方法を示す手引きとその手引きを実践する取組を指す。従来の日本にはなじみの薄い概念だが、EU圏では1997年に食品の安全性を脅かす問題を未然に防ぐための対策として加工前の農産物の栽培・出荷にもHACCPを採用するユーレップギャップを誕生させ、2003年末までに、野菜・果物部門だけで41カ国以上にまたがる1万3000の生産者が認証ライセンスを取得している。
日本版GAPの仕組みは、リスク分析を実施し予め生産工程上で重要管理点を設定しそれを常に監視し記録をとり、継続的に改善していく。また、生産管理の対象は生産工程(農場内における農作物の全工程)、品質基準(出荷する商品そのものの品質)だけでなく、労働環境や廃棄物にも及ぶ。
JGAI協会では、4月1日から活動を始め、4月15日~5月14日までに生産者に加入を募集し、今回7日1日の総会で運営の基本事項について審議決定した。
今後は技術委員会やシンポジウムを年4回開催し確立・普及を諮るとともに会員のGAP導入を支援する。
日本版GAPの仕組みは、リスク分析を実施し予め生産工程上で重要管理点を設定しそれを常に監視し記録をとり、継続的に改善していく。また、生産管理の対象は生産工程(農場内における農作物の全工程)、品質基準(出荷する商品そのものの品質)だけでなく、労働環境や廃棄物にも及ぶ。
JGAI協会では、4月1日から活動を始め、4月15日~5月14日までに生産者に加入を募集し、今回7日1日の総会で運営の基本事項について審議決定した。
今後は技術委員会やシンポジウムを年4回開催し確立・普及を諮るとともに会員のGAP導入を支援する。