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北海道上富良野「土の館」
第28回北海道土を考える会
テーマは「次世代につなぐ土づくり」 | 農業経営者 8月号 | (2005/08/01)
そうか病対策に関心
硫安単肥側条施肥+P・K全面散布
水野直治氏は、施肥方法の変更によるジャガイモそうか病対策について解説した。それによると、
(1)土壌のpHを下げることでそうか病の発生が抑制されることは知られているが、そうか病発生はpHそのものの影響ではなく、pHで変動する土壌溶液中へのアルミニウムイオンの溶出量にことによって変化する。したがってpHが同じでもアルミニウムイオン(土壌溶液中にイオン化して溶け出したアルミニウム)の溶出量が少ない場合(アロフェン土壌など)は、通常よりもさらにpHレベルを下げなければ、そうか病の発生が減らない場合もある。
(2)pH調整を目的としてジャガイモ植付け前に硫黄や硫酸第一鉄あるいは硫酸アルミニウムなどを散布する場合も多いが、土壌pHの低下は作物栽培一般にとって望ましいことではない。また、可溶性アルミニウムが多いことも作物にとっては歓迎されることではない。
(3)さらに土壌中の可溶性ケイ酸が一定量以上になると、可溶性アルミニウムがケイ酸アルミニウムに変化し、土壌中のアルミニウムイオンが減少することで、そうか病が発生しやすくなる。
上記内容をふまえて水野氏は、感染時期から肥大期だけ土壌pHを下げることでアルミニウムイオンの溶出を促し、そうか病を軽減させる技術として「硫安単肥側条施肥+リン酸・カリ全面散布」の施肥方法が有効と語った。これによってpH低下やアルミニウムイオンの悪影響を小さくすることが可能であるという。
同氏が勧める方法は、リン酸とカリをあらかじめ全面散布し、その上でチッソを硫安の単肥で播種と同時に条施肥すること。同氏の試験によれば、この施肥方法によって慣行施肥法と比べて土壌pHHが約1.0低くなったという。
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