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英国・ヘンリーダブルデー研究協会調べ
有機野菜栽培への転換で収入減の実態が明らかに | 農業経営者 9月号 | (2005/09/01)
有機野菜栽培へと転換しても低収量と低価格圧力で、その道のりは順調ではないことがヘンリー・ダブルデー研究協会(HDRA)の調査報告で明らかとなった。
調査を実施した同協会は野菜の慣行栽培から有機栽培への転換プロジェクトを研究している。野菜栽培の経験がほとんどなく急に規模拡大をしたり、慣れない作物を栽培した農家が困難に直面している実態がわかった。HDRAのシニアビジネスアナリストのクリス・ファース氏は、有機栽培での収量は従来より平均で約30%低下するがおよそ2倍の価格となるので埋め合わせが効いていると語る。
また、土壌の低栄養分、粗植、害虫や病気、非常に多くの種類の作物を一度に栽培しようとする傾向、これらを低収量の原因とする。「従来の農家は特定作物に専念できるが、有機栽培農家はすべてに通じている必要がある」(同氏)。(以下つづく)
(FWメルマガ7/8号)
また、土壌の低栄養分、粗植、害虫や病気、非常に多くの種類の作物を一度に栽培しようとする傾向、これらを低収量の原因とする。「従来の農家は特定作物に専念できるが、有機栽培農家はすべてに通じている必要がある」(同氏)。(以下つづく)
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