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英国・肥料事情
安価なロシア製肥料が上陸 | 農業経営者 10月号 | (2005/10/01)
英国でのロシア製肥料の販売が間もなく始まる。ロシア製肥料は量が豊富で格安だと一般には思われているが、ロシアの輸出業者も賢くなりそれほど安くはない。英国では硝酸アンモニウム(硝安)の価格が需給法則に従い徐々に上昇してきている。
現在は、ロシアの輸出業者がEUの輸入関税47ユーロ(約6450円)を払ってでも、まずまずの利益を出せる水準となっている。ポンド高もロシアの輸出業者に有利だ。現在輸送中のロシア製硫安は、農場にはトン当たり148-150ポンド(約2万9600-3万円)で届けられる予定。
高く思える価格だが、国内業者のテラ社では11月の硫安の卸売り価格をトン当たり155ポンド(約3万1000円)にすると発表している。これだと農場にはおよそ158ポンド(約3万1600円)で届く。クリスマスまでに160ポンド(約3万2000円)まで上昇することもありえる。
ただ現在の需給状況では、メーカー各社はガソリン価格上昇分を肥料価格に上乗せすることは難しいだろう。
(FWメルマガ8/11号)
高く思える価格だが、国内業者のテラ社では11月の硫安の卸売り価格をトン当たり155ポンド(約3万1000円)にすると発表している。これだと農場にはおよそ158ポンド(約3万1600円)で届く。クリスマスまでに160ポンド(約3万2000円)まで上昇することもありえる。
ただ現在の需給状況では、メーカー各社はガソリン価格上昇分を肥料価格に上乗せすることは難しいだろう。
(FWメルマガ8/11号)