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北海道浦臼町・神内ファーム夢現塾(むげんじゅく)
コミュニティで農業経営
一期生募集説明会に多くの来場者 | 農業経営者 10月号 | (2005/10/01)
研修期間は3年間。農業高校の教科書などで基本から農業を学び、助手として栽培実習に携わった後、施設果樹もしくは肉牛飼育いずれかのコースを選択して専門的なスキルを得る。また1年間の模擬独立も研修に含まれており、生産技術だけでなく経営についても学ぶことができる。
研修費用が一切かからないばかりでなく、塾生には二階建て家具付きの新築一戸建て住宅と10aの農地のほか、一家族あたり35~43万円/月の生活費が支給される。黒毛和牛の飼育・繁殖コースを選択した場合、独立時には100頭の親牛と牛舎、放牧地、農機具などがファームから与えられる予定。1産目と3産目の子牛をファームに返すことで、全ての牛を個人のものにできるため、独立準備のための自己資金も必要ない。しかし独立は神内ファーム敷地内に限定される。
今回は15世帯の募集だが、2~3年内に30世帯の町を形成する予定。参加者から「ある家族が独自で人を雇い入れるなどして会社組織となることも可能か」との質問が上がり、神内代表は「コミュニティの形成を優先し、収入の格差はなるべく生まれないよう調整する」と回答した。
参加者の中には、すでに浦臼の農場視察を済ませた夫婦もあった。現在、プログラミングの仕事をしている30代男性は「お金がかからないことは魅力だがファーム側の目的(利益)がいまいち理解できず疑問が残った」と話した。
応募締め切りは10月上旬で、10月中に15世帯が選ばれる。塾開校は来年の1月。
神内ファーム21は消費者金融会社プロミスの創業者である神内良一氏が「北海道での農業開拓」を実現するために私財を投じて8年前に設立した農業生産法人。(http://www.jinnaifarm21.co.jp)
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