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農業経営者取材 | スーパー読者の経営力が選ぶ あの商品この技術 | |
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長野県佐久市 （有）小松園芸 小松博文氏が選んだ商品 | 農業経営者 12月号 | (2005/12/01)
小松博文氏は、目指す経営を実現するために他者と組むことに躊躇しない。ストーンピッカを共同でリースし、葉物野菜の難局に契約栽培の仲間を募る。そうやって始めて実現する小松氏の試みは、水量を増すことで威力を発揮する水の流れに似ている。
【経営データ】
■経営面積 / 延べ16ha（レタス7.2ha、キャベツ5ha、ハクサイ3ha、ナガイモ50a、ニンジン30a） ■労働構成 / 本人、社員3名（周年雇用）、妻、両親、研修生・パート数名
■売り先 / レタス、キャベツ、ハクサイは全量農協出荷。ナガイモ、ニンジンは地元で直売。
写真A：ストーンピッカ（（株）イダ「SST-1400A」）
写真B：ディガー（（株）イダ「SD1900」）
10年間かけて同機で除礫をした結果、自身の圃場で作業させることは少なくなったが、当初石礫は生産に大きな障害になっていた。写真Bのディガーは180万円、Aのストーンピッカは600万円ほどするため、小松氏を含む生産者5名が共同でリースし、契約終了後買い取った。
写真C
写真D
行程は、まずプラウで土中の土を持ち上げ、作業幅1.9mのディガーで往復、2列3.8mの石礫を列の間に上げる。次に表層に1列に上がった石礫を作業幅1.4mのストーンピッカで拾う。ストーンピッカですくい上げた石礫は、ロッドコンベア、らせんドラム（写真D）で土をふるい、石礫のみ後部コンテナ（写真C）に溜まる。
コンテナは垂直に持ち上がりダンプするため、運搬用のダンプカーは荷台をコンテナ下に入れられる。小松氏は「特別の鉄ではないかというほど頑丈」と同機の耐久性に判を押す。作業請負する時は、1時間1万円で作業する。
部分深耕ロータ（小橋工業（株）「GC1BH」）
ナガイモ栽培用の植え溝（空堀）作りに同機を使う。溝内の土を柔らかくし溝外側に壁を作ることで、ナガイモがまっすぐ下に生育するようにする。周囲の生産者は大抵の機械を持っているが、同機のような特殊な機械はなく、ストーンピッカ同様、請負作業が発生する。メーター50円（10a、5万円程度）で作業を請け負っている。
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