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OECD調査報告
ブラジルの家族農場は貿易自由化で苦境に | 農業経営者 1月号 | (2006/01/01)
世界貿易自由化の進展で、ブラジルでは大規模商業経営農場は利益を得るが、小規模家族農場は置き去りにされる恐れがあると経済協力開発機構(OECD)が発表した。
OECD作成の「ブラジル農業政策の調査報告書」では、世界各国の輸入関税、輸出補助金、国内農家助成金が半減した場合、ブラジル経済は年間170億ドル(約2兆円)、GDPで0.3%成長すると予測する。EUが最近WTO貿易交渉に提案した、高関税60%削減、輸出援助金廃止、農家助成金70%削減などの諸政策が実施された場合、この成長幅はさらに大きくなる。(以下つづく)
(FWメルマガ11/14号)
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