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青森・川内健康野菜生産加工組合
10aで1400kgのアスパラを収穫 初年度利益は107万円 | 農業経営者 1月号 | (2006/01/01)
04年からアスパラ栽培に参入した、青森県にある川内健康野菜生産加工組合の川向道好氏。同氏は、肥料・農薬などの諸経費を引いて10aあたり100万円の利益獲得を目指したプランを作り、その実践と経営モデルの確立に取り組んでいる。
初年度の同氏の収穫量と売り上げは、10aあたり1400kg、107万円に達し、その目標を見事に達成した。栽培方法は露地栽培で、春の収穫期に親茎を残して収穫期を伸ばす立茎栽培を行う。
初年度の同氏の収穫量と売り上げは、10aあたり1400kg、107万円に達し、その目標を見事に達成した。栽培方法は露地栽培で、春の収穫期に親茎を残して収穫期を伸ばす立茎栽培を行う。
一方、川向氏とともにこの経営モデルに取り組んだ3名の仲間は、平均600kgの収穫量と予想を下回る結果となった。さらなる作業のマニュアル化を図り、平均して目標を達成する方法を確立することが今後の課題となる。
「土壌の条件など、スタートはみんな一緒。いい結果を出せたのは、後の土の管理をしっかり行ったから」と川向氏は目標達成の理由を語る。
季節ごとの土壌成分比率変化をこまめにチェックし、土の栄養分が多すぎず少なすぎない「腹八分目」の状態維持に努めたことが好結果を生み出した。
06年には新たに10a分の夏ほうれん草の栽培にも挑戦する予定で、再来年にはイチゴの露地栽培へ取り組むことも考えている。将来的にはこれらを複合した経営を行い、個人の年間所得600万円のモデルケース確立を目指す。
一般的にアスパラの栽培は、他の作物を栽培しながら、収穫期が重ならないように、春に全量を収穫する普通栽培が行われている。
川向氏の場合、前年の6月にアスパラを定植。翌年の5月初旬から最初の収穫期を迎える。その後、6月下旬~10月までが本格的な出荷期となる。主な出荷先は地元市場。
「土壌の条件など、スタートはみんな一緒。いい結果を出せたのは、後の土の管理をしっかり行ったから」と川向氏は目標達成の理由を語る。
季節ごとの土壌成分比率変化をこまめにチェックし、土の栄養分が多すぎず少なすぎない「腹八分目」の状態維持に努めたことが好結果を生み出した。
06年には新たに10a分の夏ほうれん草の栽培にも挑戦する予定で、再来年にはイチゴの露地栽培へ取り組むことも考えている。将来的にはこれらを複合した経営を行い、個人の年間所得600万円のモデルケース確立を目指す。
一般的にアスパラの栽培は、他の作物を栽培しながら、収穫期が重ならないように、春に全量を収穫する普通栽培が行われている。
川向氏の場合、前年の6月にアスパラを定植。翌年の5月初旬から最初の収穫期を迎える。その後、6月下旬~10月までが本格的な出荷期となる。主な出荷先は地元市場。