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Vol.3 ターボチャージャ&エアクリーナシステム | 農業経営者 5月号 | (2006/05/01)
【(株)菊地鉄工所代表 菊地治樹 -profile
】
ターボチャージャ導入によるエンジン馬力向上
海外(特に北米)では、1960年代ごろから「さらに大きな馬力を」という市場からの要求が高まり、エンジンの高馬力化が進んできた。それまではトラクタの平均的な馬力は100馬力未満であった。
単に排気量を大型化するだけではなく、ターボチャージャ付エンジンの開発も進み、このシステムがトラクタの高馬力化に一助した。ちょうど、国内メーカーが15~20馬力の水田用トラクタを開発していた時代である。(以下つづく)