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時流 | 農・業界【国内】

オリエンタルランド(千葉県浦安市)
東京ディズニーリゾート向け
野菜を子会社が生産開始へ | 農業経営者 7月号 | (2006/07/01)

東京ディズニーリゾートを運営する(株)オリエンタルランド(OLC)子会社、舞浜ビジネスサービス(株)(千葉県浦安市)は、2007年4月から発光ダイオード(LED)を用いた栽培による、葉物野菜の生産を開始する。主に東京ディズニーリゾートの飲食施設向けレタスを安定供給するのが目的だ。
レタス以外にもミズナ、ホウレンソウ、ロメインレタスなどを栽培する。2010年までに葉物野菜全体で年間出荷量、最大350トンを目指す。

現在東京ディズニーリゾートのうち、東京ディズニーランドと東京ディズニーシー飲食施設では年間約280トンのレタスを消費する。生産が軌道に乗れば、消費量の大部分をカバーできると期待する。

同社が採用したLED栽培は発光ダイオードを用いて屋内で作物を生産する方法だ。国内では、コスモプラント(株)(静岡県袋井市)が赤色ダイオードにより、レタス栽培を行なっている例がある。赤色ダイオードを日光の代わりに用いることで作物の生育が通常より早くなり、短期間での出荷が可能になるという。

「最近の天候状態により、安定した価格で良質のレタスを調達するのが難しくなった。天候の影響を受けないLED栽培が安定供給の最善の方法だと考えた」とオリエンタルランド広報部・田辺崇之氏は話す。

同社は袖ヶ浦市にコスモプラントと共同で施設を設立。生産には舞浜ビジネスサービスの社員33人があたる。栽培ノウハウについてはコスモプラント側の技術指導を受けるとともに、外部での講習会参加などを通じて習得する。
Posted by 編集部 09:30

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