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山本製作所(山形県)
農機メーカーが食品VBを買収 国産農産物の市場開発に寄与 | 農業経営者 8月号 | (2006/08/01)
米麦乾燥機、精米機などのメーカである(株)山本製作所(山形県天童市・山本丈実社長)は、山形大学の研究者らが設立した食品開発のベンチャー企業・(有)パウダーテクノコーポレーション(山形県米沢市)を1200万円で買収した。
パウダーテクノコーポレーションは、山形大学大学院VBL(ベンチャー・ビジネス・ラボラトリ)が開発した、生米から直接α化米粉に製粉加工する技術や、小麦グルテンをまったく使わずに100%米粉で製パンが可能になる発酵性含泡食品(Love Rice)技術の事業化を目的として2002年に設立されたベンチャー企業。
山本製作所では昨年から「白い発芽胚芽米」などコメを使った食品を製造販売するネオフーズ部門を立ち上げている。今回のパウダーテクノコーポレーションの買収で、農機メーカーから加工食品および食品技術開発の分野に参入していくことになる。国産農産物を利用した新たな商品開発とその市場開発があってこそ農業のチャンスが広がることを考えれば、同社の取組みは農業経営者にとって喜ばしいことといえよう。
新会社の社長は山本製作所の山本丈実社長が兼務し、パウダーテクノコーポレーションの東野真由美社長は代表権のある専務に就任した。
山本製作所では昨年から「白い発芽胚芽米」などコメを使った食品を製造販売するネオフーズ部門を立ち上げている。今回のパウダーテクノコーポレーションの買収で、農機メーカーから加工食品および食品技術開発の分野に参入していくことになる。国産農産物を利用した新たな商品開発とその市場開発があってこそ農業のチャンスが広がることを考えれば、同社の取組みは農業経営者にとって喜ばしいことといえよう。
新会社の社長は山本製作所の山本丈実社長が兼務し、パウダーテクノコーポレーションの東野真由美社長は代表権のある専務に就任した。