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第13回 メロン編 病害中の住みかを叩く!の巻 | 農業経営者 8月号 | (2006/08/01)
農薬の使用回数について
専門家 北海道の冷涼な気候が良いとのことですが、それにしても農薬の使用回数は少ないですね。
西村 曇天で雨が降るなどした場合に2、3日ハウスを閉めておくことがありますが、こいうときは、すぐ薬剤を散布しないと絶対に病害がでてきます。そのため湿度を低く保つことは重要です。そういった工夫をしていない農家は、農薬の使用回数がもっと多いようです。
また、最近は年に2作つくるところも見られるようになりました。秋作の作期は9月末~10月上旬くらいですが、この時期は湿度が上がってくるので、アブラムシや菌核病など、いろいろな病虫害がでてきます。
専門家 うどんこ病は湿度が低いと蔓延しやすいのですが、その他の病害は低湿度にすることで抑えこめますね。本州ではスリップスやコナジラミの被害が目立ちますが、北海道ではその心配が小さいですよね。ところで、その他の病害虫や土壌病害はどうですか?
西村 この「R-113U」という品種は菌核病に弱いようで、メロンの花芽にもつきます。また、つる枯病やベト病も発生しますが、湿度管理で最小限に抑えこむことはできますね。土壌病害については、この地区では特に気になりません。ただし、連作しているところでは病害の多発が問題になっています。うちは1年ごとに豆類などを裏作して連作を避けています。(以下つづく)
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