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提言 | 視点

プロとしての売り手の条件 | 農業経営者 8月号 | (2006/08/01)

【(株)オフィス2020新社チーフエディター 桑原聡子】
view0608.jpg 現代のように情報が氾濫すると、従来は売り手にしかもてなかった知識が、個人差はあるが、消費者の側にも蓄積される。今までは玄人と素人の間に情報格差があったからこそ商売が成り立った。この差がぐっと縮まり、プロとアマの境界線が曖昧になった時には、プロがプロたる所以を示さない限り、市場で必要とされる存在にはなりえない。

真似るではなく学ぶ姿勢



私は主に流通・小売・サービスの現場で取材活動を続けてきた。そこで感じるのは、これらの業界で、真似がすごく多いことだ。あるスーパーが売り場にファッション感覚を取り入れて評判を上げれば、それを模倣する店が一気に全国に広がる。だが、後追いだけでは差別化は図れず、多くが同質競争の中で行き詰まる。
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Posted by 編集部 | 11:30 | この記事のURL | コメント(16) | トラックバック(0)
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農業技術 | 乾田直播による水田経営革新

Vol.7 発芽と苗立ちの絶対条件を再認識 除草剤・播種密度にも課題 | 農業経営者 8月号 | (2006/08/01)

【コメ産業コンサルタント 田牧一郎 -profile
6月末、矢久保農場を訪問し矢久保英吾さん、後継者の矢久保諭さんと話をしてきた。今年のここまでの状況、そして反省点や今後の対策もうかがった。

10年目の油断



乾田直播栽培の稲は見事に育っていたが、ごく一部は葉色が揃っておらず、生育の遅れが見てとれた。前号で少し触れたが、この部分は発芽不揃いによる苗立ち遅れと欠株の対策として補植を行った部分である。

これを諭さんは「10年目の油断」と表現した。稲のないところからコメは収穫できないため、補植をすることで秋の収穫を期待することになったと言う。苗は当然矢久保農場では作っていないため、隣の農家から分けてもらった。諭さんは就農してから本格的な移植栽培の経験がないため、「コメ作りをするようになって今年が最も多くの苗を植えたシーズンになりました」と、苦笑いをしながら説明してくれた。数十箱の手作業補植であったが、乾田直播栽培のみでコメ作りを学んできた青年にとっては、反省と悔しさが入り混じった複雑な心境であったと思う。
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Posted by 編集部 | 10:29 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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農業機械 | 機械屋トラクタ目利き塾

Vol.6 リアアクスル (2006/08/01)

【(株)菊地鉄工所代表 菊地治樹 -profile
TM/ギアボックスから伝達される動力は最終的にPTO軸や後輪車軸へ伝えられてはじめてトラクタとして機能する。そこで重要となるディファレンシャルやファイナルドライブ、ブレーキシステムといったリアアクスルについて、その仕組と開発過程をみていく。

ディファレンシャル(差動装置)



ギアボックスからの動力は、リングギア仕組(ピニオンベベルギアとクラウンホイール)ディファレンシャル装置を介して直角に後車軸左右へ振りわけられ、PTO軸はストレートにケースの後部(場合によっては中部)へ伝達している。

ディファレンシャルギアは、トラクタの直進や旋回、曲進を容易にするために開発されたもので、左右の駆動軸に常に等しいトルクを加えながら異なった回転速度を与える装置である。この装置が組み込まれていることによって、トラクタは簡単に旋回したり、直進したりすることが可能になるのである。(以下つづく)
※記事全文は農業経営者08月号で
Posted by 編集部 | 10:28 | この記事のURL | コメント(25) | トラックバック(0)