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特集2: 農業経営者が語るほしい人材要らない人材 | 農業経営者3月号 | (2007/03/01)
ニートに農業なんてふざけるな!
農家の高齢化が確実に進む一方で、産業としての可能性が広がる農業。経営規模の大小を問わず、人材雇用の問題はもはや避けては通れないが、 若者は農業に何を見出そうとし、経営者はそれをどう受け止めればよいのだろうか。
現場で起きている様々な事例から、農場に求められる人材像に迫ってみた。
しかし、下のグラフを見てもわかるように、40歳以上の中高年が大半を占めているのが実情だ。39歳以下の若手新規就農者は、底を打った90年から98年までは微増を見せたものの、以降8年間にわたって横ばい状態が続いている。
この状況を受けてか、農水省では、213万人のフリーター、64万人のニートの雇用の受け皿として、若者の就農を進める「チャレンジ!ファームスクール制度」を昨年より開始した。農業経験がなくとも就農後に活躍するケースが少なくない昨今ではあるが、果たしてニートたちに農業が勤まるものか、農業経営者にとっては疑問が残るところだろう。
今回の特集では、雇用する側・される側双方の本音をもとに、農業の雇用環境を見つめ直してみたい。
緊急読者アンケート こんな従業員なんて要らない!
志ある若者には門戸を叩いてもらいたいが、農業の世界に勝手なイメージを抱き、経営者の意識とかけ離れた解釈をしてしまう者も少なくない。農場の現場で一体どんなことが起きているのか、経営者の不満の声やハプニングの事例を紹介しよう。(以下つづく)
農業経営者に物申す!雇用される側の主張
使えない従業員に対する不満は山ほどあろうが、翻って、経営者自らの姿勢は従業員の鑑となっているだろうか。雇用環境の改善や人材を育てる努力を怠ってはいないか?
組織的な経営スタイルとは縁の浅かった農業だけに、雇用する側も従業員の扱いについて不慣れなケースが多いのではないだろうか。雇用される側の異論・反論から、襟を正すべき点に気付き、雇用環境のあり方を今一度自問してみては。(以下つづく)
雇用する側「言いたい放題」座談会農業経営者に求められる人材はこれだ
どこまで本気なのか、農林水産省がニート、引きこもり、フリーター対策として、彼らに農業を学ばせて現場に送り込もうとしている。ちょっと待っていただきたい。農業はビジネスなのであって、生産者はリハビリ施設なのではないのだというのが、農業経営者の偽らざる本音だろう。
そこで首都圏近郊で、注目すべき先端的な農業経営を行なっている3社の採用責任者にお集まりいただき、必要な人材と不要な人材の見極め方、人材リクルートの方法など、採用人事の前線で実践していること、応募者に対して感じることなどについて、忌憚のない意見をうかがった。(以下つづく)
経済紙あたりにありがちな生産効率一辺倒の机上論ばっかですね。何の為に利益を生むのかとか経営者としての社会性、精神性、豊かな夢やビジョンなどが取り上げられるようになるのはどのぐらい先になりますでしょうか。
金のためなら海外生産か輸入が最高です。
国内でなんて馬鹿馬鹿しい。
しかし我々は何処に住んでいてそこはどういう問題を抱えていてどうすべきで、我々はどうあるべきか。
金は何故儲けねばならないのか。
その辺のビジョンや哲学なくして、人にモノを申すような事など出来ないと思いますがその辺お考えをお聞かせ願いたいと思います。