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ハウス食品(株)(東京都千代田区)
カレー専用米「華麗舞」の作付け開始
丸美屋食品工業(株)も「麻婆米」発表 | 農業経営者8月号 | (2007/08/01)
食品(株)(東京都千代田区・小瀬代表取締役)は、カレーに合うコメとして新品種「華麗舞」の試験栽培をスタートさせた。新潟県妙高市の契約栽培農家によって約3haの圃場で作付けされており、15tの収穫を目指すという。
「華麗舞」は、中央農業総合研究センターの北陸研究センター(新潟県上越市)が、1979年にインディカ米「密陽23号」とジャポニカ米「アキヒカリ」を交配して誕生させたもの。もともと多収目的で開発され、「北陸149号」という名で育成されてきたが、寒さに弱く、収量も期待ほど伸びない問題があったという。
しかし表層が硬く粘りが少ない反面、内部は柔らかい食味特性が「カレーに合う」と注目され、開発から30年近く経った昨年になって、農水省で命名登録された。
北陸研究センター稲育種グループの三浦清之氏は、「今回はカレー用として見直されることになったが、コメの食味は品種によって様々であり、寿司や丼に合うさっぱりしたコメもあれば、冷えても美味しく弁当やおにぎりに向いたコメもある。それぞれの料理に合ったコメを消費者が意識するようになり、コメの需要拡大につながればいいのではないか」と話す。
ただし、細長粒種の「華麗米」は通常の精米機では割れやすく、採算化するには専用ラインを導入することも必要となってくる。ハウス食品(株)の広報室によれば、「試験栽培の段階であり、今のところ商品化の予定はないが、キャンペーンなどで使うことを検討している」という。
また、丸美屋食品工業(株)(東京都杉並区・阿部豊太郎代表取締役)は、プロモーションキャンペーンの一環として、ブレンド米「究極の麻婆米」を景品としてプレゼントした(キャンペーンは6月9日に終了)。 「究極の麻婆米」は米穀店(株)金子商店(埼玉県川越市)の専務取締役・金子真人氏が商品開発を手がけ、麻婆豆腐と相性が良いコメをブレンドしたものとのこと。
料理専用米という形で料理と合うコメの食べ方が食品メーカー側から積極的に提案されていることで、消費者の注目が集まっている。農業経営者は川下業界のこのトレンドを念頭に入れた新たな商品開発をする必要があるといえるだろう。
しかし表層が硬く粘りが少ない反面、内部は柔らかい食味特性が「カレーに合う」と注目され、開発から30年近く経った昨年になって、農水省で命名登録された。
北陸研究センター稲育種グループの三浦清之氏は、「今回はカレー用として見直されることになったが、コメの食味は品種によって様々であり、寿司や丼に合うさっぱりしたコメもあれば、冷えても美味しく弁当やおにぎりに向いたコメもある。それぞれの料理に合ったコメを消費者が意識するようになり、コメの需要拡大につながればいいのではないか」と話す。
ただし、細長粒種の「華麗米」は通常の精米機では割れやすく、採算化するには専用ラインを導入することも必要となってくる。ハウス食品(株)の広報室によれば、「試験栽培の段階であり、今のところ商品化の予定はないが、キャンペーンなどで使うことを検討している」という。
また、丸美屋食品工業(株)(東京都杉並区・阿部豊太郎代表取締役)は、プロモーションキャンペーンの一環として、ブレンド米「究極の麻婆米」を景品としてプレゼントした(キャンペーンは6月9日に終了)。 「究極の麻婆米」は米穀店(株)金子商店(埼玉県川越市)の専務取締役・金子真人氏が商品開発を手がけ、麻婆豆腐と相性が良いコメをブレンドしたものとのこと。
料理専用米という形で料理と合うコメの食べ方が食品メーカー側から積極的に提案されていることで、消費者の注目が集まっている。農業経営者は川下業界のこのトレンドを念頭に入れた新たな商品開発をする必要があるといえるだろう。
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