読者の会 | ||
加工・業務用野菜産地と実需者との交流会 (2007/09/07)
加工・業務用野菜交流会
加工・業務用野菜交流会は需要が増加している加工・業務用野菜
の国内取引を拡大するため、加工・業務用向けの野菜生産に取り
組まれる方々と外食・中食、食品メーカー、スーパーなどの野菜を
取り扱う実需者の方々との交流会(商談会)です。
当日は(社)日本フードサービス協会主催「フードサービス
バイヤーズ商談会」が3階展示室にて開催されるため、外食産業者
の来場の大幅増加が見込まれます。
前回の「交流会」には836人が参加、同時開催のJFフードサービスバイヤ
ーズ商談会には2,351人が来場しました。実績のある商談会です!
【こんな方にお薦め!】
1.自分の商品を直接バイヤーに売り込みたい!
2.外食・中食、卸、小売の販路を広げたい!
3.バイヤーの求める商品を生の声で聞きたい!
4.他の生産者の売り込み方を見てみたい!
5.展示会には出たいが手続きや準備が大変そう…
【JGAPならびにJGAP認証農産物・特別展示コーナー】
近年、農場管理における事実上の世界スタンダードになっているグローバルGAPと同 等性のあるJGAP(日本GAP協会)。本誌では農場の経営管理手法そして国際競争に生 き残るための規範として、JGAPに注目しており、毎月特別レポートを掲載していま す。本会の弊誌ブースでも、その仕組みと意義を食産業人に伝えるため、パネル展示 をするとともに、先駆けて認証を取得した農場の商品を紹介する特別コーナーを設置 する予定です。
開催日 :2007/11/21(水)
開催場所 :産業貿易センター浜松町5階展示室
共同出展費用:無料
造作費(パネル、配布資料):20,000円
営業代行費用:20,000円
一般企業造作費:50,000円
※税別、非読者は各50,000円
※共同出展参加の方には造作費20,000円をお申し付けいたします。
※営業代行とは読者の商品を読者の会事務局がお預かりして 展示をします。引き合いのあった企業の名刺、お問合せ内容をまと めてご報告いたします。営業代行費用には造作費も含まれています。
■商談会・展示会 参加農場の声
単なるモノ売りではなく、長く関係が
続けられる取引先の選別を
木村九郎右衛門農場
木村 充 代表
(山形県鶴岡市)
出展商品:だだちゃ豆
展示会の会場では、これまで「だだちゃ豆」を食べたことない お客さんが多かった。試食でのお客さんの反応が高く、商品に対して のさまざまな意見を聞けたことがよかった。その後、テレビなどでも 紹介されて話題になり販路も広がった。
出展してわかったことは、取引スケールの大きすぎる企業からも 引き合いがあること。対応できないので断った。現在はJA出荷と直販の 割合は2:8ぐらいで、直販の大半が展示会で知り合った複数の通販企業。 今でも取引が続いている。
通販の場合は一回の取引量は多くないが、直接、消費者に届けられるため、 バイヤーを通じて消費者の声を聞けるところがいい。しかし、最近のバイヤー の傾向としては、他の会社との販売価格競争のせいか、価格の値下げ要求が 多くなってきた。そういうバイヤーには「それなら他の生産者を紹介するから」と 断っている。
単なるモノ売りになってしまったり、量を求める新しい販売先と取引するよりも、 長く関係が続けられるお客さんを大切にしていきたい。
取引先の組織の仕組みを知る
ことで、商談がスムーズに
(有)松本農場 松本 武 専務
(熊本県益城町)
出展商品:露地野菜
会場で直接、取引先の声や二―ズなどの情報を集めたいと思ったのが出展の動機 だ。
会場では試食サンプルを提供するやり方が一般的だと思うが、開催日が我々の商品 がほとんどない時期に重なり、主にイメージ戦略を重点に展開した。つまりモノを売 るのではなく、自分達の農業経営に対するコト、考え方や取り組みを紹介した。
例えば「GAP」のロゴを全面に出して事業コンセプトをアピールし、自分たちの 企業姿勢や生産者としての責任、具体的には何か事故があった時のリスク管理手法を 説明し、まず自分達を信用してもらうところからはじめるようにした。
しかし、GAPについてはまだ大手流通のバイヤーさんにもあまり知られていない のが現状で、バイヤーよりも知識が多いとかえって煙たがられることの方が多かっ た。これは大きな組織では品質管理やリスク管理の部門とバイヤーの部門が分かれて いるためだ。
当日は品質リスク管理部門の幹部との出会いもあり、そこからアプローチすること で、商談がすんなりとバイヤー部門にも降りていくことがわかったのが収穫だ。
■展示会イメージ
※上記画像は加工・業務用野菜交流会の写真ではありません