特集 | ||
ヒット商品のつくり方
時代に求められる農場発の商品開発 | 農業経営者 11月号 | (2007/11/01)
消費者のライフスタイルと密接な関係にある食の世界では、顧客ニーズは常に変化し続ける。そのなかで登場するヒット商品は、どのような背景のもとで生まれるのだろうか。今回の特集では、注目のアイテムを紹介しながら、商品開発のヒントを探る。
消費者ニーズから逆算し「ほかにないもの」を創造する
作れば売れた時代から、売れなければ作れない時代へ――。(有)米シスト庄内の代表取締役社長、佐藤彰一氏は、変貌する農業界について、決して揶揄することなく、自戒の念をこめてそう話す。
自らの生産物の価値をいかにして高め、消費者に求められる「商品」へと昇華させるのか。
数々のオリジナル商品を世に放っている同氏に、商品開発にかける想いを聞いた。
(以下つづく)
特別寄稿
こだわりの消費からヒット商品は生まれる。
農業経営者が消費者のニーズに応える商品を作るには世間のヒット商品の“からくり”を知る必要があろう。そこで、ヒット商品の開発事情に詳しい夏目幸明氏の特別寄稿をここに掲載する。
(以下つづく)
都内高級スーパー利用客のライフスタイルが示すヒットの種
ヒット商品の条件をひもとくにあたって、消費者のライフスタイルがダイレクトに反映されるスーパーには、大きなヒントがあるはずだ。そこで(株)東急ストアが展開する食の専門館、「プレッセ」を訪ねてみることにした。同店は都内を中心に8店舗が知られるが、いずれも食生活にこだわりを持った消費者をターゲットにしており、トレンドの最前線を追求した商品ラインナップが自慢だ。今回取材した田園調布店は、1日平均3000人の来客があり、800万円を売り上げている。店長の松崎優美子氏は、ここ数年の消費者動向についてこう語る。
(以下つづく)
ヒットの予感?
アグリフードEXPO2007で編集部が注目したアイディア商品
CASE 1 機能性で健康訴求!
メタボリックシンドロームにダイエット願望と、現代日本人は常に健康問題に頭を悩ませている。ならば毎日の食生活で、少しでもその悩みを解消させるのも、商品開発の使命だろう。機能性を明確にして細分化
サプリ感覚で食事を楽しませる工夫
原種から育てる低タンパク米
商品価値をさらに高めることを意識
CASE 2 ブランド力で勝負!
消費者は舌だけでなく、脳で味わうことも期待している。農場経営の姿勢を示す「物語」や「メッセージ」で感動を与え、共感を呼ぶことが、商品のみならず農場のブランド化へとつながっていく。洗練されたロゴデザインでブランドイメージを演出
(株)丸一養鶏場 ナチュラファーム
食べることで自然保護に貢献
環境問題に敏感な消費者に訴求
CASE 3 新たな用途を提案する
海外の特別な食材だけが、「意外な新商品」になるわけではない。ありふれた食材でも、従来にない食べ方を提案することで、消費者に「初めての感動」を与えられる可能性を秘めている。「半熟」と「薫製」の融合 新感覚の味で販路を拡大
丸ごとビンに入った意外性 豪快に食べる楽しさを提供
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