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第30回 茶編
天敵にやさしいクワシロカイガラムシ対策を | 農業経営者 2月号 | (2008/02/01)
収量に影響が出ない範囲で大胆な減農薬を敢行
専門家 三重県の農産物といえば、松阪牛を思い浮かべてしまいますが、お茶の栽培も昔から盛んなようですね。
横谷 ええ。三重県は、静岡、鹿児島に次いで国内第3位の生産量を誇る茶の産地なんですよ。いわゆる「伊勢茶」と呼ばれるもので、うちでは生産から加工、販売まで手がけています。
専門家 伊勢湾から直線距離にして20㎞ほどしか離れていないのに、随分と山奥に来た感じがします。急峻なV字谷ですから、圃場の管理も大変でしょう。
横谷 そうですね。ここは雲出川両岸の斜面に張り付くように、民家と畑が点在している状態です。うちには3haの茶畑がありますが、スピードスプレーヤが入れないので、薬剤は動噴で散布するようにしています。
専門家 そんな条件にしては比較的まとまった面積をお持ちのようですが、茶の栽培を始められてどのくらいになるんですか?
横谷 私は2代目なんです。22歳のときに加工施設が完成しまして、それから製茶業を始めました。今ちょうど50歳ですから、かれこれ30年近く茶の栽培に携わっていることになりますね。 (以下つつづく)
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