編集長コラム | ||
全国大会からドバイへ | 農業経営者 4月号 | (2008/04/01)
日本は今、歴史に残るような大変革の時代にいる。その中心的役割を担うのは政治家や役人ではない。革新的経営者によってこそ果たされるものだ。農業界も混乱とともに当たり前の世界になろうとしている。
こうなることは、以前から想定内のことである。この事態を見据えて自己改革を進めてきたか否かが、今後を決めるのである。本誌は16年前の創刊以来、マンネリと言われながらも来るべき激動の時代に備えようと言い続けてきたはずだ。その時が来てしまった。それは農業以外の事業者がすでに体験している困難を農業経営者に与えることでもある。
6人の読者が六人六様に語ったイノベーション。事業規模の大小を言うのではない。農業と時代を見つめる中でその「創造的破壊」を通して未来を提示しえる人々は他にもたくさんいる。挑戦すればこそ彼に新たな困難を与える。20数haのコメを作り、それを楽天のネットでほとんど売り切ってしまうという松浦氏は、「売れすぎてしまうことが悩み」であり、お客様の注文や問いかけやクレームに答えるために「夜も眠れない」とぼやく。「売り切れましたからお休みします」では、2カ月で顧客に忘れられてしまう。他人の商品を売ったのでは、そもそもお客さんの期待する商売にならない。だから松浦氏は、売れないように、でも顧客の心を離さないように寝る間もなくパソコンに向かうのだ。彼は今、組織化という新たなイノベーションに向かうのか、それとも今の事業規模で別の展開をしていくのか、岐路に立たされているのだろう。
その他のパネリストたちの話題もぜひ皆様にお聞かせしたい。追って映像化するとともに、本誌のホームページ上でも定期購読者には一部お聞きいただけるようにする。今後とも月々のセミナーとともに、次回の全国大会を期待していただきたい。
17人の読者たちとともにドバイ行きの機上でこの原稿を書いている。その中には財部氏および『サンデープロジェクト』(テレビ朝日)のスタッフも同行している。我われがあの神田うのチャンが新婚旅行に行った7つ星ホテル等に売り込みに行くのを取材するのである。放送は4月。また、同番組の3月8日の回では福井の片岡仁彦氏が登場する。お楽しみに。
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