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(株)オーレック(福岡県広川町)
サツマイモ加工食品「翠王物語」を発売
農機メーカーが異例の食品事業展開 | 農業経営者 4月号 | (2008/04/01)
農業機械の製造販売で知られる(株)オーレック(福岡県広川町・今村健二代表取締役社長)が、健康事業部を立ち上げ、2月より農産物の加工販売を開始した。サツマイモの茎葉部分を顆粒状にした「翠王物語」(2.5g×60包入り6300円)を、健康志向の強い中高年層向けに販売する。
同社はもともと管理作業機や草刈機といった農業機械を取り扱っており、これまでに様々な生産現場に立ち会ってきた。その中で、豊富な栄養を持っているにもかかわらず処分される残渣物を目の当たりにし、それらを保存性に優れた食品として有効活用できないものかと、商品開発のチャンスをうかがってきた。
やがて生産規模や食味などの条件から原料を絞り込んだ結果、鹿児島県で生産されるサツマイモ「翠王」の茎葉に着目。同社はサツマイモの茎葉を粉砕するつる刈機(hrt661など)を販売していることから、サツマイモ事情に詳しかったこともあり、同品種の商品化に踏み切ることになった。
サツマイモの茎葉を野菜として使えるように改良された同品種は、えぐみなく食べられると同時に、食物繊維や鉄分、カルシウム、ビタミン、ルテインなどを豊富に含んでいるのが特徴。加工は九州の専門業者が行なう。
オリゴ糖も加えられ、整腸効果が期待できる「翠王物語」は、女性を中心とした中高年層がターゲット。同社健康事業部の前田武志氏は「これまでの農機販路を切り口に、農家さんの支持を得ながら販売に結びつけていきたい。新聞や一般誌へも広告展開し、顧客層を拡大したい」と意気込みを語っている。
やがて生産規模や食味などの条件から原料を絞り込んだ結果、鹿児島県で生産されるサツマイモ「翠王」の茎葉に着目。同社はサツマイモの茎葉を粉砕するつる刈機(hrt661など)を販売していることから、サツマイモ事情に詳しかったこともあり、同品種の商品化に踏み切ることになった。
サツマイモの茎葉を野菜として使えるように改良された同品種は、えぐみなく食べられると同時に、食物繊維や鉄分、カルシウム、ビタミン、ルテインなどを豊富に含んでいるのが特徴。加工は九州の専門業者が行なう。
オリゴ糖も加えられ、整腸効果が期待できる「翠王物語」は、女性を中心とした中高年層がターゲット。同社健康事業部の前田武志氏は「これまでの農機販路を切り口に、農家さんの支持を得ながら販売に結びつけていきたい。新聞や一般誌へも広告展開し、顧客層を拡大したい」と意気込みを語っている。