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(株)ホーブ(北海道東神楽町)
夏秋イチゴの新品種を開発
耐暑性の向上で国産シェアの拡大狙う | 農業経営者 4月号 | (2008/04/01)
主に北海道や青森県向きに開発された「ペチカプライム」は、良形果になりやすく、摘果や選果といった作業を軽減する効果も見込める。果実が比較的硬く、輸送性に優れるのもメリットのひとつだ。甘さと酸味のバランスがよく、生食用にも十分に適している。
一方、主に山形県以南向きの「ペチカサンタ」は、粒揃いになる傾向があり、ニーズの高い9〜20gの間に収穫の8割が収まる。酸味がやや強く、ケーキなどの加工需要に向く。
夏秋イチゴの国内需要は4500tといわれるが、現在のところその大半を米国産が占め、約1割にあたる450tを「ペチカ」が担っている。同社には北海道を中心に全国約300名の契約生産者がおり、より耐暑性に優れた2品種をそれぞれの適地に導入することによって、国産シェア全体の底上げを図る見込みだ。
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