農業経営者コラム | 高橋がなりのアグリの猫 | ||
高橋がなりの「アグリの猫」
第13回 お客様を楽しませようとする気持ちが農業に欠けてませんか!? | 農業経営者 5月号 | (2008/05/01)
【国立ファーム有限会社代表 高橋がなり -profile
】
最近、お会いする方々に「マスコミにコネがあると、やっぱり違いますね!」とよく言われます。直営の「農家の台所」という野菜のためのレストランが1年間でテレビや雑誌・新聞に150回取材を受けているからだと思いますが、全くの勘違いです。コネなどありませんし、あっても簡単に利用できるほどマスコミは甘くはありません。情報として価値がなければコネを使っても1〜2社を呼ぶのがせいぜいでしょう。レストランの店長になって3カ月の社員が、NHKと民放キー局5社すべてに出演できたと言って喜んでいましたが、日本テレビの「おもいっきりイイ!!テレビ」で紹介された10分間だけでも、広告で買えば数千万円の放送料になると思います。
では、何故コネもないのにタダで取材・宣伝をしてくださるのでしょうか。その答えは、先日訪ねて来てくださった、大手百貨店のレストラン誘致担当者のお話を伺っていて理解できました。(以下つづく)