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(株)ギアリンクス(岐阜県美濃加茂市)
株主向けに食糧セミナーを開催
海外農場で生産された大豆の加工品も人気 | 農業経営者 9月号 | (2008/09/01)
7月13日、アルゼンチンで大豆およびトウモロコシを生産する(株)ギアリンクス(岐阜県美濃加茂市・中田智洋代表取締役社長)は、「ちこり村」(同県中津川市)で岐阜県民を中心とする出資者対象の事業報告会および食糧セミナーを開催した。
事業報告では「2000年の会社設立以来、赤字決算が続いていたが、ようやく昨期は約500万円の利益を出すことができた。本年度は10倍の5000万円にしていきたい」(中田社長)と決意を述べた。その後、日本人による海外での生産をテーマにした食糧セミナーを実施。昆吉則・本誌編集長による講演が行なわれ、食糧調達力の重要性と「メイド・イン・ジャパンからメイド・バイ・ジャパニーズへ」とギアリンクスの事業の可能性について触れた。
講演終了後には、アルゼンチンの自社農場で生産した有機大豆を原料にした豆腐や油揚げの試食会が催された。現在、岐阜県内の豆腐店で使用されている大豆4000tのうち、2割程度がギアリンクスの生産によるもので、「ブランド大豆として認知され始めている」(中田社長)という。岐阜県の食糧供給を確保するという公益事業として始めたビジネスが、着実に成果をあげつつある。
講演終了後には、アルゼンチンの自社農場で生産した有機大豆を原料にした豆腐や油揚げの試食会が催された。現在、岐阜県内の豆腐店で使用されている大豆4000tのうち、2割程度がギアリンクスの生産によるもので、「ブランド大豆として認知され始めている」(中田社長)という。岐阜県の食糧供給を確保するという公益事業として始めたビジネスが、着実に成果をあげつつある。