読者の会 | ||
第24回 10月24日『農業経営者』読者の会 定例セミナー (2008/11/01)
「誰が「比内地鶏」を創るのか?〜地域ブランドのあるべき姿を問う〜」
【講師/大塚智哉氏(おおつか・ともや) (有)秋田高原フード】
◆セミナー参加者の「声」をご紹介します。
公の「認証制度」というシステムがたくさん作られようとしている。その目的とは?誰のためにつくるのか?を考えさせられた。行政の居場所作りについては疑問を感じることが多々ある。貴社におかれては、行政と真正面から闘いをしてほしい。応援したい気持ちでいっぱいだ。今後は「お客様」のための農業を展開したい。また、「食糧自給率」の特集が大変興味深かったため、この種の内容の話を聞きたい。
(宮城県 農業経営者/男性・37歳)
地域ブランドとは何か?を考えさせられた。飲食店へのアピールは可能と思うが、秋田県から予算をいただき、県製品プロモーションを行うので微妙ですね。安心・安全・産直・直販・市場外というキーワードに関心がある。
(東京都 サービス業/男性・45歳)
認証よりも、実質の味で勝負する姿がよくわかりました。また、現在、秋田高原フードさんとの取引が停止しているので、これを機に再開したい。昆様の話された「目利き」が改めて重要視されると思う。
(神奈川県 小売業/男性・44歳)
行政主導の認証の「あやうさ」は先頃問題になった事故米に通じる行政のスタンスを感じた。任せておけない・・・とも。当社は雑穀を商材にしており、国内で生産したもの、またアルゼンチンで栽培を始めた雑穀についてのブランディングに新たなヒントを得ました。新たなる農業者(就農)の増加を促す戦略に関心がある。
(岐阜県 小売業/女性・48歳)
比内地鶏偽装事件は知っていたがその後の現地での大変なやり取りと深刻さを知った。食の安心・安全美味しさにかかわる行政の規制のあり方について今回考えさせられました。今後は自分の周りの方へ知ったことを伝えていきたい。何かやれることを考えたい。ウクライナで大豆栽培している青森の木村氏や海外農場経営にチャレンジされている方の話を聞きたい。
(千葉県 農業法人/男性・40歳)
“ブランド”のあり方について改めて考えさせられた!抗生物質、添加物、農薬という言葉に安心と安全の意味で関心がある。行政のあり方にも。日本農業再構築について話を聞きたい。
(埼玉県 農業経営者/男性・79歳)
マスコミ(メディア)の影響力の強さに気付いた。事業継承(後継者対策)、安心・安全というキーワードに関心がある。農業生産法人設立について知りたい。
(東京都 商社/男性・35歳)
比内地鶏の昨年からの経緯を知りませんでしたので、良い情報を頂き、感謝しています。現在OKでも未来はどうなるか誰もわからない世の中の無常を再確認しました。そしてこのピンチは秋田高原フードにチャンスだと感じました。応援しております。
(農業法人/女性)
価値の創造は一つの手段(安心と安全を両立させるための建前が価値になりえる)であり、食味とは別であることに気付いた。今後は味わって食べようと思います。安全(GAPの今後)に関心がある。行政のズルさについての話が聞きたい。
(茨城県 農業経営者/男性・29歳)
ブランドを作るのは行政ではなく消費者。生産者はお客様に喜んでもらうことが仕事!
(東京都 コンサルティング/男性)
役人の構造的病とそれを衝くべきマスコミの怠慢に気付いた。
(マスコミ/男性)
認証が後付になって、食味などの実体が無視されている行政のゆがんだ体制に気づいた。本質とは何かを問い、ルールや基準に縛られないことが大事。
(東京都 小売業/女性)
ブランドの保証は誰が行って誰が信じる事なのか。できれば今後の考えや取組について深くお聞きしたかった。今後、この件に関して直接な働きかけは難しいが、一消費者として支持していく。農商工連携に関心がある。
(東京都 商社/男性)
>第24回定例セミナー参加者アンケートより