GAP | ||
GAPレポート第17回
日本生活協同組合連合会 たしかな商品を届けるためフードチェーン全体でGAPに取り組む | 農業経営者 11月号 | (2008/11/01)
生協版GAPが生まれたきっかけは?
2002年前後から産直事業における産地偽装、無登録農薬の問題が表面化し、一部の生協はこれらの問題に関与していました。しかし世の中から見れば、一部であろうと全体であろうと生協には変わりありません。そのため、産直をめぐる問題に対し、生協が一体となって取り組めないかという声が大きくなったのです。
2000年に「産直3原則から生協産直基準へ」と称し、産直への思いを大事にしながら科学的、客観的な裏付けをしっかりととろうという方針を打ち出しました。これを具現化するためのひとつの手段としてGAPに着目したのです。
どのようにしてGAPの策定、確立に取り組んだのですか?
ユーレップGAPをたたき台にして、03年から生協版GAPの策定を始めました。中心となって作業にあたったのは、12の会員生協・事業連合で構成する「産直事業委員会」の担当者、そのパートナーであるJAの生産部会や産直団体の事務局担当者たちです。こうして04年にできあがったものが、生協版GAPといわれる「青果物品質保証システム」です。各生協で実証実験を繰り返し、4年目を迎えています。
(以下つづく)
free dating
farmer dating