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粒だけじゃない!多様なコメの商品開発 | 農業経営者 11月号 | (2008/11/01)
小麦高騰の影響で、コメを原料とする商品開発が盛んである。
しかし、よく考えてみると、これまで生産者や食品メーカー、さらには消費者も、「コメ=粒」と思い込んでいなかっただろうか。実は、コメを粒のまま食す文化は、世界の中では例外的である。そう考えれば、「粒から粉」もしくは「粒から液」と形を変えることによって生まれるビジネスチャンスはあるに違いない。発想を大胆に転換し、お客様のニーズに応える商品開発に取り組もう。
いい意味でも悪い意味でも、この2008年ほど、農産物、その中でも特にコメが話題になった年はないのではあるまいか。コメ消費が伸びている現状にむしろ自信を感じた経営者もいるだろう。現在のコメ回帰現象は不思議ではない。しかし、現状に甘んじていてはいけない。
■コメの可能性を切り開いた相対的低米価 望まれるさらなる経営努力
今、米粉を原材料とする商品が注目を集めている。世界的な高騰が続いている小麦粉の代用品として、地域の生産者とかかわりが深い中小の食品メーカーだけでなく、大手の食品メーカーもこぞって米粉を使った新商品を発表している。また、政府も、飼料米や米粉用のコメ等を新たに作る農家を対象に526億円の補助金制度を新設することも明らかにした。
■原料や形を変えれば、ニーズも変わる 創意工夫で生まれる米加工品
これまでにも様々な米加工品があったが、どのニーズを狙っているのか、いまひとつはっきりしないことが多かったように思う。そこで本稿では、米加工品の持つ特性を4つに分類。そのカテゴリーに合う商品で、消費者からの支持が認められたものや、編集部が試食して魅力を感じた商品をここに紹介する。さて、あなたならどうする?
パック入りご飯/アレルギーフリーパン/米粉ラーメン/米プリン/米せんべい/ほか
■消費ニーズに合わせて 進む製粉機の技術革新
米粉の実需増に軌を一にするかのように、微細粉技術が確立されつつある。そしてその機能を搭載した製粉機が人気を集めている。ここでは、最近発表された製粉機の特徴を紹介する。
旋回気流式微粉砕機(山本製作所)/小型製粉機(サタケ)/気流式微粉砕機(西村機械製作所)
(以下つづく)
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