編集長コラム | ||
ヒール宮井を場外乱闘に持ち込むキャットマスクがなり | 農業経営者 12月号 | (2008/12/01)
【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
】
今月は「農通スポーツ」でいく。宮井君、スマン! 僕が君にヒール宮井なんてどう考えてもリングネームのごとき筆名で登場させたために、君の本性を引き出してしまい、真っ当で善良な古くからの大事な読者を怒らせてしまっただけでなく、さらに君を嫌われ者にしてしまったようだ。君を登場させたことを理由に購読を止める人が少なからずいることは報告の通り嘘じゃない。解説するまでもないと思うのだが、「ヒール」とはリング上で悪役を演じるレスラーのこと。それに対する善玉を「ベビーフェース」という。
そして、宮井君。今月号の高橋がなり氏連載の「アグリの猫」を読んでくれ。本来ヒールであるはずの彼が、本誌上では猫を被って新規就農者を演じてきた。が、君に触発されてがなり氏はその本性を現し、君を場外乱闘に誘い込もうとしている。異種格闘技戦の挑戦状を君に送っているのだよ。
面白いじゃないか!ぜひ挑戦を受けてくれ、と僕からも頼む。でも、気をつけろ。彼はキャットマスク、猫を被った虎である。どんな罠を仕掛けてくるかわからない。でも、安心しろ。僕は君のために、きちんとアンフェアなレフェリーになってやる。
確信犯としてヒールを演じる者の素顔をばらしてしまうなんて興ざめなことだが、読者が減るのが困るのであえて言っておく。
君は、人一倍勉強家で勤勉で他人思いですらある。そこいらの普及員なんか足元にも及ばないほど、損得も度外視して新技術を人々に伝える努力をしている。僕なんかとは違って酒もタバコもやらずその害を語る良識派だ。もっとも、漬物を嫌い、あんなに大豆を作っているくせに味噌汁も飲まないけど。金髪碧眼を含めいかにもオンナ好きであることをわざわざ標榜するが、奥さんや家族を愛し社員をあれほど大事にしていることも僕は知っている。こんなことを書けば書くほど面白くなくなるなァ。
君も尊敬するある農業経営者は「宮井君、猫じゃらしということを知らないの。正論言うだけじゃ勝てないんだよ」と言っていたよね。それでも、君は世間様には悪態をつく。でも、農協や地域では嫌われ者であるかのように語るが、農協や役所の妨害があっても貴方のところに農地が集まってくる。君は歴史の変化に気付いており、それを人々に伝えようと必死になっているのだ。
がなり氏を登場させてすぐ、歓迎の拍手を送ってくれる読者がいる反面で、「あんなアダルトビデオで荒稼ぎしたヤツ(昆の言葉ではありませんよ!)をなんで農業経営者に登場させねばならないのだ、昆さんの真意がわからない」と言われたのと君への読者の反応は同じだ。
あなた方の登場が読者数の増減にどう影響しているのかは微妙であり、編集長としての信念がある反面で農業技術通信社の社長でもある僕の悩みは複雑である。でも、2007年5月号のこの欄で「まじめ・不まじめ・非まじめ」というタイトルでがなり氏に本誌に登場いただく理由を書いた。その号をお持ちでない方も本誌ホームページで読むことができる。また宮井氏は142号の経営者ルポでも取り上げている。これらの記事を含めて、高橋がなり氏、宮井能雅氏を嫌う読者の皆様。ぜひ読んでください。
面白いじゃないか!ぜひ挑戦を受けてくれ、と僕からも頼む。でも、気をつけろ。彼はキャットマスク、猫を被った虎である。どんな罠を仕掛けてくるかわからない。でも、安心しろ。僕は君のために、きちんとアンフェアなレフェリーになってやる。
確信犯としてヒールを演じる者の素顔をばらしてしまうなんて興ざめなことだが、読者が減るのが困るのであえて言っておく。
君は、人一倍勉強家で勤勉で他人思いですらある。そこいらの普及員なんか足元にも及ばないほど、損得も度外視して新技術を人々に伝える努力をしている。僕なんかとは違って酒もタバコもやらずその害を語る良識派だ。もっとも、漬物を嫌い、あんなに大豆を作っているくせに味噌汁も飲まないけど。金髪碧眼を含めいかにもオンナ好きであることをわざわざ標榜するが、奥さんや家族を愛し社員をあれほど大事にしていることも僕は知っている。こんなことを書けば書くほど面白くなくなるなァ。
君も尊敬するある農業経営者は「宮井君、猫じゃらしということを知らないの。正論言うだけじゃ勝てないんだよ」と言っていたよね。それでも、君は世間様には悪態をつく。でも、農協や地域では嫌われ者であるかのように語るが、農協や役所の妨害があっても貴方のところに農地が集まってくる。君は歴史の変化に気付いており、それを人々に伝えようと必死になっているのだ。
がなり氏を登場させてすぐ、歓迎の拍手を送ってくれる読者がいる反面で、「あんなアダルトビデオで荒稼ぎしたヤツ(昆の言葉ではありませんよ!)をなんで農業経営者に登場させねばならないのだ、昆さんの真意がわからない」と言われたのと君への読者の反応は同じだ。
あなた方の登場が読者数の増減にどう影響しているのかは微妙であり、編集長としての信念がある反面で農業技術通信社の社長でもある僕の悩みは複雑である。でも、2007年5月号のこの欄で「まじめ・不まじめ・非まじめ」というタイトルでがなり氏に本誌に登場いただく理由を書いた。その号をお持ちでない方も本誌ホームページで読むことができる。また宮井氏は142号の経営者ルポでも取り上げている。これらの記事を含めて、高橋がなり氏、宮井能雅氏を嫌う読者の皆様。ぜひ読んでください。
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