農業経営者コラム | 高橋がなりのアグリの猫 | ||
第24回 理屈じゃないんです!子供は親の背中を“ぢぃー”と見ています | 農業経営者 4月号 | (2009/04/01)
国立ファームが現在取引をさせていただいている農家さんは例外もありますが、皆さん後継者問題に無関係です。農業を継いで親父に楽をさせている息子がいるか、楽になり息子を見守っている親父がいる人たちです。皆さんの多くは脱JA組か、新規就農組で経済的にも苦労をされた時期を過ごされて、ご子息もその苦労を見て農業を嫌っていた時期もあったそうです。
先日、『農業経営者』でも紹介された長野の信州ファーム荻原さんを訪ねました。長男の昌真さんは全国の4Hクラブの会長も務めながら耕作面積100haを目指して業務を拡大している若手の農業経営者です。お父様の慎一郎さんは、3人のお子様がまだ小さいときに事故で片腕を失くされても農業を続けてこられた苦労人さんです。そのお父様に「どうすれば、こんなに立派なご子息を育てられるのですか?」と訪ねると「オヤジの出来が悪いからでしょう」と笑って即答されました。カッコいいっスよね! ウダウダ語らず。
(以下つづく)
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