特集 | ||
事業計画書は夢を伝える手段!
A-1グランプリで分かったこと | 農業経営者 5月号 | (2009/05/01)
認定農業者の要件をもらうためでもなく、補助金を受けるためでもなく。あくまで自らの事業者としての夢を伝えるために、事業計画書を書いたことがあるだろうか?目線の揃う異業種と提携し、事業としての農業を発展させていくには、語りかけの手段として事業計画書を書くことは有益である。また、自ら思い描く事業プランも明確になり、課題も見えてくるのだ。これらは、本邦初の農業ビジネスプランコンテスト「A-1グランプリ」に出場した読者も認めるところである。そこで、今月号の特集では、A-1グランプリをダイジェスト的に振り返るとともに、農業経営における事業計画とは何かを考えていきたい。
(1)事業計画書を書くメリットとは?
他産業において、事業計画書を持たずに経営を行なっている例はほぼ皆無である。当たり前の話だが、事業計画書は、事業を行なう上での戦略そのものであり、どうしても必要になってくるものだからだ。では、どうして必要なのか。大別すれば、経営において3つのメリットがあるからである。
(2)A-1出場者の事業計画書を見る プラスαの訴求力とは何か?
農業および関連分野、ならびに農業・農産の経営資源を引き出し、活用するビジネスプランであれば、何でもかまわないという条件の下で開催したA-1グランプリ。応募者、その中でも若い世代には、事業計画書を初めて書いた読者もいた。彼らの情熱は伝わったが、プレゼンテーションのテクニックの部分では、もうひと工夫が必要だと感じさせた。ここでは、事業計画書に初めて取り組んだ2人のプレゼン資料をもとに、他者を納得させるための簡単なノウハウを紹介したい。
■COLUMN
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JAICシードキャピタル(株)代表取締役社長 佐々木美樹
(3)座談会● A-1グランプリを振り返って 事業計画書は 「見せて」磨かれる
大泉 一貫氏(宮城大学副学長)/樫原 弘志氏(日本経済新聞・編集委員)/昆 吉則(本誌編集長)
本邦初の農業ビジネスプランコンテストは、農業経営者が事業を通じての夢や目標を他者に対して本気で語りかける絶好の機会であった。本稿では、審査委員を務めた大泉一貫、樫原弘志両氏に同イベント出場者の講評を聞いた。さて、事業計画書をまとめた後に農業経営者がなすべきこととは何か?
(以下つづく)
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