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農場視察セミナー『農業経営者』編集長と訪ねる日本の農業現場 第5回開催 (2014/01/14)
農場視察セミナー
『農業経営者』編集長と訪ねる日本の農業現場
大小を問わず日本農業の現在を示唆する多様な農業・農村経営の現場を訪ねてみませんか?
そこで、農業をやってみたいと考えている方や、起業や新事業開発を考えていらっしゃる皆様を主な対象として、農業経営の現場を視察しつつその意議と多様な日本農業の可能性を学ぶ『農通農業塾・農場視察セミナー』を開催いたします。視察には『農業経営者』編集長の昆吉則が解説役として同行致します。 皆様のご参加をお待ちいたしております。
JAみっかびで農協の可能性を考える
今年第一回目の農業視察ツアーは、今という時代であればこその農協の可能性をテーマにさせていただきます。
三ヶ日農業協同組合(静岡県浜松市)は組合員数2,771名という極めて小規模な農業協同組合ですが、みかんを中心とした販売事業の取扱高が圧倒的に高いだけでなく、貯金、共催保有高、販売事業取扱高、購買事業取扱高など、すべての事業部門において税引き前利益が黒字であり、正組合員一人当たり事業量は全国平均をはるかに上回っています。しかも、多くの農協とは異なり信用・共催事業への依存度も低い理想的な農協経営を実現して安定的に組合員に対する配当を続けています。
しかし、この三ケ日農協もかつては経営破綻した歴史を持っているのです。
その経営破綻の理由とは何であり、そこからの復活はなぜ可能であったのか。そこに、多くの農協組織が抱えている問題点とその解決方法がみえてくるはずです。
そして、みかんの銘柄産地としての地位を確立した園地造成や選果場に対する農協及び各組合員たちの投資。それを続けた後も、その地位にあぐらをかくこと無く様々な企業と協力した商品開発(サントリーとの三ヶ日みかんハイボールなど)やブランド価値向上に向けた取り組みを続けています。
また、私は、この類い稀な経営力を持つJAみっかびは、その温暖な気候と奥浜名湖地域という風光明媚な風土も活かすことが可能なことから、さらに様々な企業などと手を組んだという経営資源を生かした様々な“農村”事業開発の可能性に満ちていると考えます。
そこで、JAみっかびを通して我が国での農協の未来を考えると共に、企業の皆様にもこれからの農協との共同事業の在り方を考えるヒントをご提供出来るものと考えております。
農協関係者だけでなくこれからの成長セクターとして農村事業をお考えの企業関係者の皆様にご参加をお勧めいたします。
「農村経営研究会」に参加申し込みをされておられる方々やご感心をお持ちの方々にとっても多くのヒントをご提供できるものと思います。
『農業経営者』編集長 昆吉則
2014年2月12日(水)13:00~18:00
[視察場所]
JAみっかび
【視察コース】(予定)
13:00…新幹線浜松駅南口改札前集合(新幹線出口は一箇所です)
(東京駅から『ひかり469号』 11:03-12:32が便利です。)
13:15…バスでJAみっかび選果場へ移動
14:00…JAみっかび代表理事専務後藤善一氏の案内で選果場視察
14:50…バスで圃場に移動
15:00…圃場見学
15:45…バスでJAみっかびに移動
16:00…代表理事専務後藤氏による解説と質疑応答
17:00…バスで浜松駅にむけて移動
18:00…浜松駅にて解散
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