基調講演:真の成功者とは~事業者としての夢、その実現のために
高校時に米国留学後、早稲田大学を経てJAL国際線客室乗務員として30年勤務。現在、1日本成功学会社長として自己啓発や社員教育で講演活動を行なう。実体験にもとづく人生成功哲学は定評がある。著書にベストセラー『出過ぎる杭は打ちにくい!』(サンマーク出版)のほか、『成「幸」学』(講談社)、『あなたの人格以上は売れない!』(プレジデント社)、『面白くなくちゃ人生じゃない!』(ロングセラーズ)、『リセット人生・再起動マニュアル』(ワニブックス)、『小説・球磨川』(上下巻・ワニブックス)などがある。本誌「21世紀だ!―人生・農業リセット再出発」の連載は110回を迎える。本講演では、事業者としていかに物事の本質を捉え、夢を実現していくか、成功者の発想法から解き明かしていく。
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連載「21世紀だ!―人生・農業リセット再出発」(00年1月号~)
講演1:増収 ~なぜ西欧に比べ、収量が減っているのか~
農学博士。1932年福島県生まれ。55年帯広畜産大学卒業。山田トンボ農機、北農機を経て、67年道立中央農業試験場農業機械科長、71年道立十勝農業試験場農業機械科長、85年道立中央農業試験場農業機械部長。89年北海道農業機械工業会専務理事。現場に即した機械開発と指導で農業経営者の厚い信頼を得ている。著書に「耕うん機械と土作りの研究」など。
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93年5月号~98年4月号連載「耕すということ」
講演2:食味と収量を両立する稲作技術
1989年エム・エス・ケー東急機械を退職後、新潟県で就農。経営面積は約22ha。独自ブランドの玄米と精米を県内の米店に出荷するほか、全国に直販している。反収12俵と良食味を両立させ1俵1万5000円で販売。稲の植物生理と水田土壌への理解を深めながら、自分の圃場のデータを取って検証し、オリジナル技術を創り上げていく方法論を解説頂く。
●関連記事:09年12月号特集「増収こそ稲作経営の王道」
映像紹介:麦単作40年の「土地管理型農業」実践(仮)
170haの麦単作経営を行う勝部農場では、40年以上の連作を続けている。しかも平均反収約300kgの北海道栗山町で、07年産小麦の平均反収は613kg。適期作業を徹底し、常に作物の根圏を最適環境におく栽培を可能にするのは、自前の基盤整備や特注プラウによる超深耕など、徹底した土づくりの積み重ねだ。自ら標榜する「土地管理型農業」を解説して頂く。
●関連記事:99年1月号農業経営者ルポ「自分の目の中に灯台と顕微鏡を持て」
パネラリスト
『Agrizm』編集長/全国農業青年クラブ連絡協議会会長/(有)信州ファーム荻原農場長
荻原昌真氏
1979年長野県生まれ。大学卒業後、(有)信州ファーム荻原に入社、現在は農場長。経営面積は水稲40ha、小麦5ha、大豆12ha、ソバ3ha。オリジナルブランド米「やえはら舞」をはじめ、自家製パン・菓子等も販売する。08年から全国農業青年クラブ連絡協議会会長。09年新雑誌『Agrizm』を創刊、編集長。
●関連記事:08年6月号 新・農業経営者ルポ「面白がって生き、失ってこそ与えられる道」
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2月
11日(木) 10:00〜18:00
未来のための原点回帰2
…キーワード『適地適作』『開拓者精神』
基調講演:グローバルな適地適作で『農業は儲かる』
1967年千葉県生まれ。農業者大学校卒業後、90年に就農。96年事業会社(有)和郷を、98年生産組合(農)和郷園を設立。生産・流通事業のほか、リサイクル事業や冷凍工場、カット・パッキングセンター、直営店舗の展開を進める。05年海外事業部を立ち上げ、タイでマンゴーとバナナの生産を開始。07年日本から香港への輸出事業スタート。起業わずか15年でグループ売上約50億円の農系企業を築き上げた“事業ビジョンの本質”を、現在本誌で「和のマネジメントと郷の精神」として連載中。「農業が儲からない」構造があれば、儲かる仕組みを自ら作ることを提案し、そのひとつの答えとしてグローバルな適地適作について解説する。
昔から変わらない農業者の使命――「適地適作で食べる人のために最高のモノづくりをすること」を胸に、 現在ターゲット国を拡大準備中。
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連載「和のマネジメントと郷の精神」(08年12月号~)
講演3:マーケットから逆算する農業経営 ~野菜版~
茨城白菜栽培組合の専務を経て、2001年(有)クリアライズを設立。外食中食など加工食品業者のニーズに応じた新種レタスを開発し、需要に応じた量を農家に生産委託・販売している。茨城・長野・山梨など約100軒の契約農家と提携、農産物の企画開発から販売まで手がける「食財」創造企業をコンセプトにしている。
講演4:マーケットから逆算する農業経営 ~コメ版~
1974年新潟県生まれ。東北大学機械航空工学科卒業後、エンジニアとして発電機の開発に従事する。2005年に就農、新潟県上越市で(有)穂海を設立。就農当時から工程管理の必要性を感じて07年、日本で初めてJGAP団体認証(穀物)を取得。現在の経営規模は水田15ha、作業受託5ha。販売先は(株)ミツハシが8割を占める。
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09年9月号 特集「GAP導入で農場は変わる」
講演5:マーケットから逆算する農業経営 ~畜産版~
大学卒業後、商社勤務を経て父が創業した(有)秋田高原フードに就職。母である佐藤信子社長、夫、14人の従業員とともに比内地鶏の育成事業に従事。黎明舎の雛を150日間かけて育成し、HACCP手法を取り入れた食鳥処理により出荷販売している。女性が家業として農業を継いだこと、その困難と夢についても言及する。
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08年8月号 新・農業経営者ルポ「比内地鶏の歴史を創ってきた家族」
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