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農業技術 | “Made by Japanese”による南米でのコメ作り

ウルグアイでコメ作り(最終回)
世界に向けて動き出す次世代経営を考えよう | 農業経営者 7月号 | (2006/07/01)

マイナー作物だからのチャンス



以前、ウルグアイでのコメ作りプロジェクトの同伴者である田牧一郎氏と話したことがある。日本ですら米屋としての経験がない一農家の田牧氏が、なぜカリフォルニアで精米業者として成功し、田牧米というブランドを作り得たのだろうか。その問いに田牧氏は
「それは日本米がマイナーな商品であり、マイナークロップだからですよ」と答えた。

当時、日本人が好むお米あるいはご飯というのは、カリフォルニアでも極めて特殊なものだった。同氏が最初に扱ったのは日本品種ではなく国宝ローズのようなカリフォルニア品種である。同氏は、単に品種選択だけでなく、炊いた時に食味の差が出る高水分の籾を集め、日本人の好みに合う精米に心がけたという。
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Posted by 編集部 | 10:30 | この記事のURL | コメント(433) | トラックバック(0)
農業技術 | “Made by Japanese”による南米でのコメ作り

ウルグアイでコメ作り(5)
乾籾価格200ドル/tで見合うコメ作り | 農業経営者 6月号 | (2006/06/01)

さらにウルグアイでのコメ生産を紹介する。前号では、圃場整備関係の機械の写真を掲載したが、その他のものも見ていただこう。

最高標高500mの平原の国



ウルグアイは標高が最高でも500m程度という平坦な平原が広がっている国である。国土面積は日本の半分だが、山がないため耕地になりえる面積は日本より広い。基本的に湿地が広がるような地域で稲作が行なわれる。かつては世界6位のコメ生産量を誇ったコメの国だが、タイ米の市場拡大により生産量は減少している。
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Posted by 編集部 | 10:30 | この記事のURL | コメント(54) | トラックバック(0)
農業技術 | “Made by Japanese”による南米でのコメ作り

ウルグアイでコメ作り(4)
ウルグアイ日本米生産の現状を検証する | 農業経営者 5月号 | (2006/05/01)

前号に引き続き、アグリダイアモンド社のあきたこまち生産について報告しよう。

乾燥期の夏季に耕起作業



今が収穫の盛りという田村繁直氏からの報告では、今年は気象条件に恵まれて、例年にない豊作の様子だ。しかし、ここでは昨年12月の訪問時の聞き取りデータを紹介する。
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Posted by 編集部 | 10:30 | この記事のURL | コメント(1158) | トラックバック(0)
農業技術 | “Made by Japanese”による南米でのコメ作り

ウルグアイでコメ作り(3)
日本人農業経営者のコメ作りへの感性 | 農業経営者 4月号 | (2006/04/01)

さて、ここからがウルグアイのコメ農場の訪問記である。

日本の裏側で日本米を作る人



我々一行は、成田からサンフランシスコを経て、時差調整を兼ねてカリフォルニアの稲作地帯を巡ってサクラメントに一泊した。翌朝、サクラメント空港から国内便でワシントンDCへ。この時期の東行きの飛行時間は約8時間もかかる。ワシントンDCから夜の国際便に乗り換え、アルゼンチンのブエノスアイレスを経てウルグアイの首都モンテヴィデオに着いたのは翌日の午後2時。地球を半周、時差12時間、日本の真裏のウルグアイは本当に遠い。
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Posted by 編集部 | 10:30 | この記事のURL | コメント(35) | トラックバック(0)
農業技術 | “Made by Japanese”による南米でのコメ作り

ウルグアイでコメ作り(2)
「攻め」を含めた戦略思考が日本農業を守る | 農業経営者 3月号 | (2006/03/01)

前号で述べたとおり、南米ウルグアイでのコメ生産には大きな可能性がある。風土・経営条件の整ったウルグアイで"Made by Japanese"による良質日本米生産に取り組めば、欧米やアジアの短・中粒種市場を席巻することも不可能ではない。日本の農業もトヨタやホンダと同様に世界ブランドになれるのだ。
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Posted by 編集部 | 10:30 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
農業技術 | “Made by Japanese”による南米でのコメ作り

ウルグアイでコメ作り(1)
良質日本米で世界市場を席巻しよう! | 農業経営者 2月号 | (2006/02/01)

本誌はかねて“Made in Japan から Made by Japanese へ”というテーマを掲げてきた。日本の農業が持つ、優れた品種、生産技術、人的能力を、海外の恵まれた自然条件や経営条件の中で活かすことが出来るなら、我々には世界の食市場に大きな役割を果たす力があるという呼びかけである。同時にそれは、海外からの農産物輸入の増大を恐れて、国境に壁を立てるだけでなく、これまでの余りに恵まれた環境に安住し、我が農業人たちの自らが持つ能力と可能性を自覚しようとしない敗北主義への批判でもある。そして、この連載では、南米・ウルグアイで、日本農業の中核作物というべきコメによる“Made by Japanese”をテーマにして、これから数回に渡り、三人の読者とともにカリフォルニア在住のコメコンサルタント田牧一郎氏の案内によるカリフォルニアとウルグアイ視察の報告をしていきたい。
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Posted by 編集部 | 10:30 | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)
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