本コラムで取り上げた(2005年の3月号)新潟コシヒカリの「別品種」への一斉更新作戦。どうやら農業界の失敗の本質として後世に伝えられるような出来事になりそうだ。
「食味は同等」に根拠なし
北陸農政局新潟農政事務所・消費流通課長が発出した2005年5月10日付け文書「市町村合併に伴う市町村名について」にはたまげた。
標題の通り、新潟県内でも市町村合併がこの春にいくつかあり、それに併せて玄米袋の産地表記について農政事務所が見解を示したものだが、文書の末尾に標題とは違う項目が記載されていたのだ。(以下つづく)