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農業経営者コラム | ヒール宮井の憎まれ口通信

忘年会で言い忘れたこと、書きます | 農業経営者 2月号 |  (2009/02/01)

【宮井 能雅 -profile
経営者コラム

デマンド(要求)ばかりでコミュニケーション能力欠落男


人と人とのコミュニケーションは大切だ。それが言葉であり紙であり、時には画像であったりする。しかし中にはそれをも拒否する大バカ者も存在する。 20年ほど前に同年代の稲作農家の彼は、私の仕事をパートで手伝うことになった。数週間が経ち、どうしても彼とその日の内に連絡を取り、明日の仕事の準備をしなければならなかった。夕方の6時過ぎに電話をして、その彼の母親が「田んぼの見回りに出掛けています」と言うので、7時ころに電話をしたところ、また母親が電話を取り「風呂に入っています」と言うので、かけ直してもらえるように伝えた。

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Posted by 編集部 | 12:28 | この記事のURL | コメント(19) | トラックバック(0)
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提言 | 視点

農業を立て直す、農家のこせがれ | 農業経営者 2月号 |  (2009/02/01)

【(株)NOPPO 代表取締役社長 脇坂真吏】
視点 今年3月7日、私たちは「農家のこせがれネットワーク」という名前のNPO法人の設立総会を都内で開く予定だ。「こせがれ」とは、実家が農家の息子や娘たちのこと。この組織の活動目的は何か。それは、実家を飛び出し、進学・就職でそのまま都会で暮らしている彼ら彼女たちを集めて、まずは農家出身ゆえに気付けなかった農業の魅力や可能性を知ってもらった上で、実家に戻って農業を継いでもらうことにある。この組織には、代表を務める(株)みやじ豚・宮治勇輔社長(編集部註・本誌144号特集に登場)が発案し、私も理事として参加している。さらに、首都圏在住のこせがれや若手農業者のほか、農業に関心を持っている一般の方々が加わっている。

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Posted by 編集部 | 11:30 | この記事のURL | コメント(28) | トラックバック(0)
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時流 | 土門「辛」聞

新春仮想対談・政権交代と政界再編が農業界に及ぼす影響 | 農業経営者 2月号 |  (2009/02/01)

【土門 剛 -profile
読者諸兄、新しい年をいかが迎えられたかな。今年の干支は己丑、つちのと・うしと読む。訓読みでは、「きちゅう」。「己」の原義は抑屈して起こるなり。絡み合った状態を整理して、新しい時代を進展させる働きという意味。陽明学の秦斗、安岡正篤先生は「己は紀なり」、紀律ができる年という解釈を残している。「丑」、紐でしめるというのが原義。表意からも連想できるように、手で締め付け、握ることである。社会構造に大きな変化が起き、混乱の中から新たな仕組みが誕生してくる。政界に目を向ければ、政権交代と政界再編が同時進行で起きる。その影響は農業界にも確実に及ぶ。これらを酒の肴に寿丑君と知己君に対談を願った。

知己君 年初から政権交代と政界再編で話題沸騰だな。

寿丑君 民主党に政権が移れば、自民党農政族を裏で動かしていた農協組織の「権力操縦術」にも大きな影響が出てくる。その民主党は、マニフェストを読めば、自民党の農業政策と違って、どちらかといえば、零細規模農へ配慮する方に軸足がある。当面、政策のすり合わせに大きなエネルギーを費やさなければなるまい。

知己君 別の意味で大変だね。

寿丑君 昔懐かしい言葉を使えば、農水省、自民党、農業団体の三者による「55年体制」の崩壊かな。霞が関にとっては、まさに未体験ゾーンの領域に入っていくわけだ。しかも民主党が長期政権になる可能性は少なく、いずれ政界再編という事態も十分に想定できる。政界の大津波を受けても政策が揺るぎないようにするには、自分たちの足元をしっかりと固めておく必要がある。

知己君 そんな深謀遠慮もあって農水省改革チームを立ち上げて緊急提言をまとめたのだね。

寿丑君 それもそうだが、やはり直接のきっかけは、事故米スキャンダルで大臣と次官のダブル辞任だった。石破茂大臣は、防衛オタクでもあるが、もともとは農政族。防衛省だけでなく農水省のことももよく知っている。大臣が、このままではいけないと思い、改革を決断されたのだ。石破大臣は、谷津義男や西川公也のように全農に使い走りをさせられている農政族とは違って改革を志向する政治家の一人である。米政策改革大綱を策定する際に自民党内で立役者の一人だった。

知己君 悪評さくさくの麻生政権で石破さんを農水大臣に据えたのはヒット作だったね。

寿丑君 どんな政権でも一つぐらい見所があるものだ。石破さんの長所は、物事をよく理解して、目的と目標をはっきりと定め、直線的に解決しようという政策手法かな。

知己君 それが改革チームにも反映したのか。

寿丑君 課長クラスだけで編成したのも石破さんだ。局長クラスも入れた編成だと旧弊に流されるが、若手ならその恐れがないと考えたのであろう。チームを立ち上げて2カ月弱で緊急提言をまとめたよ。

知己君 大手メディアの評価はイマイチだったね。

(以下つづく)
※記事全文は農業経営者02月号で
Posted by 編集部 | 09:28 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)