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農業経営者コラム | 高橋がなりのアグリの猫

第26回 「らでぃっしゅぼーや」さん、格下が生意気申し上げます | 農業経営者 6月号 |  (2009/06/01)

【国立ファーム有限会社代表 高橋がなり -profile
前号「『消費者に不便をかけて喜びを与える!』プレゼン撃沈す!!」の続きです。

前号で「らでぃっしゅぼーや」の緒方社長のインタビューが掲載されていましたが、「消費者のニーズと生産者のニーズを調整する能力が流通業者の最大の付加価値である」というニュアンスの発言には大賛成ですが、「芸術家……」の発言には物申したいです。AV時代、社長の僕は社員ディレクターたちに「会社の金で芸術家するんじゃねぇ! プロの映像クリエイターという確実に利益を出せる映像職人になれ!」と言ってきました。その反面、制作者としての僕は3作品に1作品当てればラッキーと思えるような芸術作品創りをしていました。そして大ヒットを当てまくり瞬く間に僕は日本一有名なAV制作者になり、その結果、僕の会社の新卒入社希望者が激増し、その多くは制作部希望者でした。

制作活動を誰よりも熱心にする人たちの中から選ばれた才能のある一部の人間ですら名誉と経済的評価を得られることがなければ、その業界に若者たちは憧れて夢を持てるはずがありません。

(以下つづく)
※記事全文は農業経営者06月号で
Posted by 編集部 | 08:29 | この記事のURL | コメント(87) | トラックバック(0)
農業経営者コラム | 木内博一の和のマネジメントと郷の精神

「作って売る」だけの農業は半人前 | 農業経営者 5月号 |  (2009/05/01)

木内博一 農業で自律するには、作る、売る、回収、投資すべての工程においてイノベーションが必須だ。対象を定めたら、そこに自分の時間とお金を投資する。その繰り返しが「続けられる」モノづくりの基礎となる。

農業は製造業〜モノづくり産業〜である。モノづくりの目的はお金を稼ぐことではない。その本質は「続けられる」ことにある。そのために必須なのは経営の自律だ。稼ぐことより大事になってくるのは投資、つまりお金の使い道のほうだ。そして農家が問われるのは、投資に値するイノベーションが畑で起こせているかだ。

つまり、農業の自律とは、モノづくりを続けるためのイノベーションと投資の連続の結果なのだ。

野菜は「続けられる」素材



同じ農業でもコメ、畜産、野菜、果樹などのジャンルがある。なかでもイノベーションしつくされているのがコメと畜産だ。このふたつは国が進んでイノベーションしてきたため、誰でもある程度の生産が可能になった。逆に言えばどんな作り方をしても、あまり差が生まれない。これはモノづくりというより、過去のイノベーションをただ消費していると考えた方がいいだろう。

和郷園の主力である野菜では、イノベーションのレベルが個々の農家で異なり、その水準を高める余地が大きく残されている。作物別にみると、トマトとニンジンではやっていることが“デンキ屋とペンキ屋”ぐらい違う。違いが競争の原動力になっている世界では、個々が新しい目標を定め、そこに自分の腕とお金をつぎ込むことができる。成功した人はさらに上を目指す投資ができる。この循環が「続けられる」ことのひとつの裏付けを生む。

(以下つづく)
木内博一(きうち ひろかず)
1967年千葉県生まれ。農業者大学校卒業後、90年に就農。96年事業会社㈲和郷を、98年生産組合㈱和郷園を設立。生産・流通事業のほか、リサイクル事業や冷凍工場、カット・パッキングセンター、直営店舗の展開をすすめる。05年海外事業部を立ち上げ、タイでマンゴー、バナナの生産開始。07年日本から香港への輸出事業スタート。現在、ターゲット国を拡大準備中。本連載では、起業わずか10年でグループ売上約50億円の農系企業を築き上げた木内の「和のマネジメントと郷の精神」。本連載ではその“事業ビジョンの本質”を解き明かす。
※記事全文は農業経営者05月号で
Posted by 編集部 | 12:29 | この記事のURL | コメント(404) | トラックバック(0)
農業経営者コラム | 幸せを見える化する農業ビジネス

ビジネスは外部環境の見極めから始まる | 農業経営者 5月号 |  (2009/05/01)

坂上隆 商売において、ひとつの不変の法則がある。それは“お腹いっぱいのところに商品をもっていっても食べてもらえない”ということだ。

 農業で商売になっていないケースに、同じ商品をもうこれ以上いらないという人や地域に過剰に提供していることがあげられる。それより空腹のところを探して、持っていくほうが喜ばれるし、儲かる。当たり前の話だ。同じところに同じものを持ち込むのは、自分の都合であり、おのずと同じ姿勢の生産者と行動と結果が似てくる。そのような惰性を乗り越えるには、まず、己の経営をとりまく外部環境を正確に捉えるところからはじめるといい。大きな時代情勢や個別商品の競合状況、顧客要請の変化などだ。

しかし、農家ほど外部環境を気にせず、モチベーションを持続できる職業はほかにない。というのも、作り手の期待に応えて、植物が日々成長する農業ほど楽しくて満足が得られる仕事はないからだ。これは毎日赤ちゃんを産んで、毎日育てて、毎日嫁に出すようなものだ。育てる幸せがあまりに大きいので、ほかの達成感がいらなくなり、農場の外部のことなどどうでもよくなってしまう。

私もこの幸せの虜になって農業を志した一人だが、私の場合、農家以外の外部にもこの幸福な生き方を広めていきたいという思いがあった。だから作る喜びだけでは終われない、経営者の道を選んだのだ。

チャンスは顧客の課題にあり



私が大きな外部環境を意識するようになったのは、父の元で働いていた時分、小遣い(月給)が5万円だったころに遡る。1日16時間は畑に出て働いていた。時給に直すと108円だ。

(以下つづく)
坂上隆(さかうえ たかし)
(有)さかうえ社長。1968年鹿児島県生まれ。24歳で就農。コンビニおでん用ダイコンの契約栽培拡大を通して、98年から生産工程・投資・予算管理の「見える化」に着手。これを進化させたIT活用による工程管理システム開発に数千万円単位で投資し続けている。現在、150haの作付面積で、青汁用ケール、ポテトチップ用ジャガイモ、焼酎用サツマイモなどを生産、提携メーカーへ全量出荷する。「契約数量・品質・納期は完全100%遵守」がポリシー。03年、500馬力のコーンハーベスタ購入に自己資金3000万円を投下し、トウモロコシ事業に参入。コーンサイレージ製造販売とデントコーン受託生産管理を組み合わせた畜産ソリューションを日本で初めて事業化。売上高2億7000万円。08年から食品加工事業に進出。剣道7段。
※記事全文は農業経営者05月号で
Posted by 編集部 | 12:29 | この記事のURL | コメント(283) | トラックバック(0)