【国立ファーム有限会社代表 高橋がなり -
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先月号で「国立ファームが自信を持ってお勧めする篤農家百選」を作り、マスコミに尊敬される百姓を紹介してもらうことによってカリスマ篤農家を創りあげることも重要な農業改革に繋がるのではないかと提案させていただきました。
すいません! これも当然進めますが、僕も元マスコミの人間として、というよりは、元バラエティ番組のディレクターとしてテリー伊藤の弟子を自負する僕としては主観が強すぎたことに気付きました。
真面目すぎるんです。面白みに欠けているんです。僕たちが真面目に農業を考えて真面目に農業をアピールしたいと思えば思うほど、非農業者たちとの温度差が広がってしまうんです。農業に興味のない人たちに熱く語れば語るほど引かれてしまうんです。だからここは一歩引いて客観で考えるべきなんです。
真面目なNHKの番組も当然大切なんですが、視聴率が取れて農業に興味のないような大多数の若者たちに農業を楽しくアピールするためには、バラエティ番組や軽くてちょっとお下品な雑誌で注目を浴びるような面白系の百姓が必要なんです。硬い番組で真面目に法律を語っていた弁護士はマイナーメジャーになれても、バラエティで何でもやった橋下弁護士のようなメジャーな弁護士にはなれません。弁護士の仕事をしない橋下弁護士の是非は別問題で、彼の存在によって弁護士を目指す若者が増えたことは確実でしょう。
そこで、バラエティでも引っ張りだこになりそうな面白系・変人系・美男美女系・オカルト系・拝金主義系などインパクトがあり、なおかつベシャリ(しゃべり)の立つ農業生産者をマスコミ関係者に紹介していくためのサイト「面白百姓百選」を立ち上げたいと考えています。
ヒール宮井さん! 長沼町の宮井能雅さん! 読んでくれていますか? お会いしたこともないのに大変失礼なんですが、あなたの出番なんです。宮井さんのキャラなので怒らずに笑ってくれると確信して申し上げます。
(以下つづく)